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不動産

第2回 不動産業界での勝ち残り方

売れる住宅を創る 100の視点

前回では不動産業界の現実は天気で言えば「どしゃぶり」状況であると申し上げました。
もう2年後位で晴天が見えてくるだろうとお話を致しました。

中堅の不動産会社(ディベロッパー)は現在資金繰りが大変で更に完成在庫物件も抱えている会社が多く「2年も待てないよ」
と言われそうです。しかし、私にマンションの「商品企画」や「設計監修」を依頼している中堅ディベロッパーは何とかこの
9月から10月にかけて会社を軌道に乗せ順調に「勝ち組」になってきています。

「勝ち組」と「負け組」がはっきりと二極分化してきました。

10月も2社、中堅ディベロッパーが倒産致しました。

私に仕事を依頼してくる会社とどの様に違うのでしょうか…?



「勝ち組」に残れる方法を私なりに分析し、経験しました事をこれからご説明致します。

まず、社員の質を良くし、優秀な社員を大切に優遇する事です。中堅ディベは質の良い優秀な人材を集めるのは大手ディベ
より困難ですが、それは工夫次第です。

例えば、ある大手や中堅ディベロッパーで優秀だと言われている人を「ヘッドハンティング」する事です。当然
「ヘッドハンティング」ですから、現在居る会社の年収の倍近い待遇を提示しなければなりません。

これを言いますと、中堅ディベの社長さんの中には「我が社は年功序列の給与体系ですから、同業他社から引っ張った人
だけ年収を倍にする訳には行きません。」と回答してきます。

それを聞いて私は「人材は宝です。引き抜いた人は社員待遇にせずに役員にすれば良いのです。万が一、貴社で実力を
発揮できなければ、役員ならば2年毎に改選ですからその時にお引取り願う事ができるのです。」と提言致しております。



特に中堅や中小のディベは優秀で良質な社員を大切にしなければ生き残れません。

私にマンションの「商品企画」や「設計監修」を依頼される会社の社長さんには共通点が有ります。それは,社長さんの人柄
(人格)の良さです。人柄の良い人ですから優秀な社員を集めるのが上手なのです。優秀で良質な社員は社長の人柄に
魅力に惹かれて入社や転社してくるのです。

優秀で良質な社員は、私のアドバイスやコンサルティングを直ぐに良く理解し、参加意識をもって「売れるマンション創り」の
「商品企画」を一緒になって行ってくれます。「商品企画」の会議に参加しましたので、その物件のメリット・ディメリットが良く
分っています。ですので顧客に対して自信を持って対応できますので、販売も上手です。また「商品企画」会議の時に顧客
の声を反映させて良い提案をするのが上手です。

私はいつも新規分譲マンションの「商品企画」会議の時に物件の「想定顧客」(ターゲット)の家族構成、勤務先や年収を
聞きます。中堅ディベでもマーケティングがしっかりしている会社は用地取得時に「想定顧客」の分析をしていますので
直ぐにレポートが出てきます。

設計者にとって、ターゲットが具体的に分ればマンションの「商品企画」や「基本設計」は非常にやり易いのです。すなわち、
ターゲットの現在の「ライフスタイル」より「一歩先行くライフスタイル」の提案をして「コンセプト」を作製致します。そして、
それを具体化したプランを作成し、予定工事費内に納まる設計にすれば「売れるマンション」ができるのです。



但し立地の選定を誤まったらこの理論は当てはまりません。

この不況期でも、超大手や大手の不動産会社は商品の内容より「ブランド」の力で半分以上は売れています。

それに、打ち勝つ為には「商品」の内容で勝負です。「商品」の内容を良くすれば自ずと「口コミ」で売れていきます。

マンションという「商品」の内容を左右するのが,社長以下社員の質にかかっています。

たまに、中堅ディベや中小ディベでワンマン社長や、その側近社員が社員を大事にしない話を耳に致しますが、そういう会社
には優秀で良質な社員は居つかずに、転社してしまいます。優秀で良質な社員が居なくなり「負け組」の会社になって「倒産」
を待つばかりになるでしょう…。

「人材は会社の大切な財産」です。「財産」を大事にしなくてはおしまいです。

人材を大事に育て優秀で良質な社員が多く居る会社にして、この不況下の不動産業界で「勝ち組」に残って下さい。



次回は今回の内容をより具体化した内容で「販売力より物件の質が大事」というお話を致しますので楽しみにして下さい。

碓井民朗     

第1回 不動産業界の現実と展望前のページ

第3回 販売力より物件の質が大事次のページ

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