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社長業

Vol.123 経営力は本質追求の継続力なり

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 4月中旬の2日間。北海道地区の経営者8名と名古屋~岐阜エリアの有力中堅企業5社を勉強のために訪問した。
 
 ● 環境リサイクル事業 (NW社)
 ● 鋳物・精密部品メーカー (NB社)
 ● 高級注文住宅 (SK社)
 ● 金型・研究開発機器 (MS社)
 ● 食品メーカー(SJ社)
 
 いづれもオーナー企業で、極めて特長のある(クセの強い)経営を信念をもって強烈に押しすすめておられた。
 
 30年も前の機械設備が、本当に新品同様にピカピカに磨きあげられて、未だ現役で使っていいる会社。利益の大半を、将来独立する「職人さん育成」に投入しつづけている会社。工場、物流センターが、「公園か美術館かリゾートホテル」の中にある様な会社。来客を全社員で心から歓迎し、「感動の工場見学」を行っている会社。お客様の不満・不安・不平を徹底的に解決するために「研究開発を行う」会社…など
 
 結果的には高単価・高粗利を実現しているし、逆に言えば高粗利でなければ自社の一番の特長分野に再投資しつづけることも出来ない。
 
 各社とも、オーナーが相当に意識して(実は好きだから)再投資・教育をつづけているから、他社がマネをしても簡単には追いつけないし、覚悟して取り組まなければ、投資自体が無駄になる程、リスクの高いテーマである。
 
 社長の中途半端な覚悟は、結局幹部社員にシワ寄せがいき、できる社員から退社という一番の悲劇を迎えてします。
 
 北海道地区の経営者の方々に、小さくても「強い会社」とはどんなことをやっているのか?または視野を、同業や業界、地元以外に拡く持ちつづけないとこれからの競争に勝てないことを、頭ではなく、体で覚えていただきたくて企画したものですが、自分自身が一番勉強になった。
 
 自社が、やろうとしていることの、国内でかなり進んでいる会社(非同業)を探し、なんとか実際に訪問して、相手の社長を師匠として10年以上絶対に追いかけつづけて欲しい。
 
 訪問させて頂いた会社は、いづれも20年~30年、本質的には一つのことを追い求めていた。当り前だが「経営力は継続力」であった。
 
 短期的には経費増大だけに、オーナーの本気が試されるテーマである。

 

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