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- 第22回 インターネットの「 不動産サイト 」に載っている自社の評価を見て改善する事
さて、今回はフェーズ3「 顧客の声を知る 」の第五の項目『 インターネットの「不動産サイト」に載っている自社の評価を見て改良する事。 』のお話を致します。
前回も申し上げました様に、未だに発生している地震の為、首都圏の新規マンションの建設工事はかなり遅れています。中には、販売員に尋ねても竣工日は未定で約2ヶ月ほど延期になりそうです…との回答が返ってきました。購入予定者も入居がいつになるか分らなくて戸惑っている状況ですので、今後の販売状況には厳しいものを感じます。
現在、その様な状況下で販売事務所・モデルルームに足を運んでくださる来訪客は土曜、日曜日でも少なく貴重な存在です。
この様な現状では、大手ディベロッパーでさえ新規分譲マンションを事業化し、完売させる事は至難の技です。中堅ディベロッパーは更に大変です。
そこで、前回申し上げましたが、顧客のアンケート結果や生の声を次の物件の商品企画時に反映させるのは当然ですが、更に重視しなければならない事がございます。
もはや、我国もインターネット社会が進み、本の様な紙媒体からよりも、インターネットで同業他社よりも、色々な新しい生の情報を早く得る事が重要だと思います。
それをするには、インターネットで多くの「 不動産サイト 」をほぼ毎日見て自社が既購入者、購入予定者や住宅評論家等にどの様に評価されているかをチェックする事が大切です。
「 不動産サイト 」は結構有りますが、分譲マンションや戸建建売の事業者( 売主 )を第三者の目で正確に評価しているサイトは、私の見る限りごく僅かです。
ほとんどの「 不動産サイト 」はスポンサーが数社支援し「 提灯記事 」が多いのです。その「 提灯記事 」を書いている、住宅評論家や住宅ジャーナリストも、かなりの方がディベロッパー主催のセミナーで講師を行って収入を得ている方が多いというのが現状なのです。
特に「 住まいサーフィン 」はサイトの運営をアトラクターズ・ラボ株式会社が行なっている事です。アトラクターズ・ラボ株式会社は不動産市場分析が優秀なエリアマーケティングの会社ですので、信頼度が厚いのです。
この「 住まいサーフィン 」サイトを開きますと右下の方に「 売主評価 」「 販売会社評価 」「 施工会社評価 」等が載っています。
この評価表はかなり参考になります。更に詳しく自社のいろいろな面での評価を知りたいと希望すれば有料でアトラクターズ・ラボ株式会社が行なってくれます。
そこで、出てきた自社の評価を謙虚に受け留め、弱点の箇所を改善する事をお奨め致します。
いままで、プロに自社評価を依頼していない会社は特にこの販売不振の時期に弱点を知る事が大切だと思います。
PS:手前味噌になりますが「 住まいサーフィン 」サイトでは、小生も毎週「 建築家 碓井民朗の良識あるマンション指南 」というコラムを書いていますので、御覧戴ければ幸いです。
これらを御読みになって私と価値観が合いそうだとお感じになりましたら、分譲マンション等のコンサルタントを御依頼下さい。「 碓井民朗氏の経営コラムに関するお問い合わせ 」にアクセスして連絡戴きたいと存知ます。
以上
碓井民朗