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第6回(モノの価値を再評価する)「蒼 庵」

「社長の繁盛トレンド通信」

◆蒼 庵◆


モノの価値を再評価する

 


 


『蒼庵』の店内。ちょっとしたカウンターバーのようだが、歴とした日本茶専門店だ

  中央に南部鉄釜を配したカウンター。炭火で湯を沸かし、お茶をいれる

     
   



茶葉を使ったおにぎり。ランチの人気メニューだ

   
     




 
 最近、日本茶をスタイリッシュな空間で飲ませる「日本茶カフェ」が増えてきた。


  東京・広尾に店を構える『蒼庵』は、その代表だ。
薄暗い店内、重厚な無垢のカウンター席は、一見するとバーにもみえる。
ところが、カウンターの中央には大 きな南部鉄釜が置かれ、湯が沸いている。
オリジナル茶器を使い、カウンター越しの目の前で、スタッフがゆっくりとおいしい日本茶をいれてくれる。


 メニューは、全国各地の煎茶や玉露が約20種揃う。
その他、ブルーベリーの香りづけをした日本茶やほうじ茶でつくったほうじチャイ、
さらに抹茶を使ったスイーツや茶葉を使ったおにぎりなど、新しい日本茶メニューの提案もしている。


 一昨年に、この店を立ち上げたのは、アミューズメント企業の子会社、(株)ランチだ。
「コーヒーや紅茶は専門店があっても、日本茶の専門店は少ない。
もっと気軽においしく日本茶を楽しんでもらいたい」(オーナーの城山さん)。
そんなコンセプトから生まれた。


 昼時になると、近くのOLや主婦が、夕方までにかけては近隣の女子大生たちが、
そして、夜には隠れ家として利用する芸能人もチラホラ現れる。

 同じように、都内近郊にある日本茶カフェはいずれも盛況だ。
老若男女を問わず、多くのファンをつかんでいる。


 もっとも、『蒼庵』のオープン当初は「日本茶一杯にそんなにお金をとるの!」と
びっくりする客も来たそうだ(ちなみに一杯450円~)。


 考えてみれば、ちょっとした日本食店、例えば天ぷら屋やそば屋に行けば、
お茶は無料で出てきて、おかわりまでできる。
あまりにも身近になりすぎて、その位置づけが不当に低くされていた節があるのかもしれない。


  周囲を見渡せば、「無料」に慣れすぎて、
その価値を低く見てしまっている商品がまだ見つかりそうだ。
日本茶カフェ、さらに水や空気を売るバーも生まれているように、
それをちょっとおしゃれに、本格的に提供できれば、多くの人の心をつかむ、
新たなブームが生み出せるに違いない。
(カデナクリエイト/箱田高樹)


◆社長の繁盛トレンドデータ◆

『蒼庵』

東京都渋谷区広尾5-17-11アーパス広尾101

TEL/FAX:03-5789-3290  最寄り駅:日比谷線広尾駅より徒歩5分

http://www.mtil-style.com

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