menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第117回 社長が決算内容を社員に説明するときに伝えるべきこと

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

中堅社員の現場の努力を評価し、コスト意識を持たせる

中堅社員への決算説明では、会社全体の話から部門別損益に注目し、「自分たちの仕事」へのつながりを意識させる説明が効果的です。

中堅社員には、会社の業績が自分たちの働きとどのように結びついているのかを理解してもらい、業務改善意欲を高めることが重要だからです。

その際、難しい会計の専門用語はあまり使わず、日常的に社内で使っている言葉で伝えましょう。

 

部門別の損益計算書を示しながら、売上高、売上総利益、営業利益などの主要な数値で、部門ごとの収益構造を確認します。

金額だけでなく、粗利益率や原価率、部門別採算をベースに説明します。

原材料や諸経費の値上がりが、部門の収益構造にどのように影響しているのかを理解してもらい、部門のコスト意識を再確認します。

 

中堅社員は各部門の運営に直接関わるポジションであるため、業務改善や成長の観点から財務情報を伝えることが効果的です。

また、中堅社員の具体的な努力の成果についても、業績数字にどう反映したかも一緒に検証することにより、モチベーションを高めることが重要です。

 

赤字の部門に対しては、中堅社員に会社の厳しい現状を理解してもらい、日々の業務における改善点を自分たちで考えて行動するように促しましょう。

中堅社員が数字を見て、自部門の役割や業績向上に向けた課題を明確に認識できるようになることが大切です。

 

中堅社員に意識して欲しい数字は何ですか?

次のページ

1

2

3 4

第116回 社長が知っておくべきキャッシュフローの基礎と使い方前のページ

第118回 銀行融資につなげる決算報告の仕方次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 月次決算は5日間で出せる!スターターキット

    月次決算は5日間で出せる!スターターキット

関連記事

  1. 第97回 DXで失業する経理社員と成長する経理社員

  2. 第119回 下請法改正で社長と経理が今から取り組むべきこと

  3. 第30回 問題が起きる前にやっておきたい「経理とのコミュニケーション不足解消・3つのコツ」

最新の経営コラム

  1. 第50講 カスタマーハラスメント対策の実務策㊲『出るところに出る!』第2部

  2. 「展示会の見せ方・次の見どころ」(2025年12月)

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年12月10日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. サービス

    22軒目 「老後に企業した人気レストラン」
  2. マネジメント

    第21回 『君子豹変』のすすめ
  3. 経済・株式・資産

    第73話 「リーマンショック」を超えるほどの中国経済の厳しさ(上)
  4. 社員教育・営業

    第80回コミュニケーション上手になる仕事の進め方
  5. 戦略・戦術

    第162話 「売りに行ってはいけません」
keyboard_arrow_up