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マネジメント

第五十三話 「自分のことを『プロダクト(商品)』と思え」(小僧com) 

社長の口ぐせ経営哲学

「宇宙旅行(2010年予定)84人中、初の日本人」
「ライブドア騒動後、ライブドア社長を務める」
「大人のSNS(ソーシャル・ネットワーキン グ・サービス)サイト、小僧comの仕掛け人であり、起業家」
など、話題、注目の人といえば、小僧com(株)平松庚三氏(代表取締役会長、62歳)


19歳で海外へ、アメリカ生活10年以上。
ソニーで13年間勤務後、アメリカンエキスプレス副社長を皮切りに、IDGコミュニケーションズやAOLジャパ ンの社長に就く。
その後二つの会社の社長、ライブドア社長、いずれも“雇われ社長”だった。事業再生屋の社長である。
この十年、「いつか自分の夢を実現する会社を持ちたい」と考え続け、実現したのが小僧com(株)である。


「『定年後は老後』ではなく、『人生の後半戦』という捉え方をしている。野球、サッカーなどスポーツでも後半戦が面白い。
人生の後半戦を『楽しく、健康で、賢く、豊かに、社会貢献できる』人生を送りたい」という考えを持つようになった。
独自のシニアの捉え方を持つようになったきっかけがあった。
会員数3800万人のAARP(全米退職者協会)に入って、積極的なシニアを目の前にした経験があったからである。


小僧com(株)は団塊世代向けのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイトで、
アクティブなシニアの囲い込みで動き出した。
「大人の SNS」「顔の見えるSNS」が特徴で他のSNSと差別化できている。小僧comの提供するサービスの内容は、
「小僧コミュニティ」「コンテンツ配信」 「ショッピング」「ウェブサイト構築」「人材紹介」「マーケティング事業」など。
現在、会員数7000人、急カーブで伸び続けている。


平松氏の持論。「自分のことを『プロダクト(商品)』と思え」ということである。
自分のことをプロダクトのバリューを 高める、その責任者が自分自身であるという考えである。
だから、自分が商品だったら、強いところ、弱いところ、また、売れるところ、売れないところ、
を明確に知ることから始まるのだ、という。
社員にも「好奇心、夢を持て」と檄を飛ばす。


ビジネスは夢の実現に向かって挑戦するプロセスである。
「夢は見るものではなく、実現するもの」というのが平松流の考えである。
62歳の平松庚三氏は「私自身、まだまだ小僧ですから」という謙虚な姿勢で、
世界的な夢に向かって走っている平松氏の行動に期待を寄せている人は少なくない。

 

                                                             上妻英夫

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