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社長業

Vol.50 「信頼できる人」「信頼してはいけない人」

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 社長は皆、独自の「人を見る目」を持っている。
 
 特に、大きな仕事、新しい仕事をする時の相手は、絶対に信頼できる人とでないと上手くいかない。
 
 昨年末に熊本の佐渡さんに借りた、伊藤肇先生の生前の収録テープに、リコーの創業者、市村清社長の話があった。
 
 「小さな約束」「口約束」を守れない奴は、絶対信用するな、と。
 
 たまたまその日は、田中道信先生(市村氏の懐刀)とゴルフだったので、その真意を伺ったところ、特に「酒席での軽い約束を忘れた時」はメチャクチャ怒られたそうだ。
 
 「大きな約束、紙に書いた約束を破る時は、正々堂々とテーブルについて破るので、信用はキズつかないが、口約束はそうはいかない。」と、言うのが、市村社長の考えだったそうで、「信用の置けない奴は、重用しない」という方針だったとの事。
 
 もう一例は、以前、講義いただいた児島先生(元住友大阪セメント常務)には、「でもめし」「でもゴルフ」を言う人間は信用してはダメだと。
 
 今度「ゴルフでも」、次には「夕食でも」と言う人は多いが、ゴルフの声がかかったことはまずない。
 
 仕事のできる人は、すぐ手帳をだして「いつなら可能」とアポを入れる人ばかり・・・。実際によく見てみるとその通りである。
 
 小さなことだけに、人間の本質が出てしまう。

 

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