サトマン先生(佐藤 満氏)にお会いした。
ホンダを経て、フォルクスワーゲンジャパン、セネラルモータースジャパン社長を務められた国際派バリバリの経営者でる。
口は立つし、行動力はあるし、気は短いし、ケンカに強い。
ある時期から「社員の話を聞く努力」を徹底的に行ったとの苦労話だった。
社長の机の内側に正面から見ないように、1枚紙のメモを貼って報告を受けたとのコト。
「話を聴く、
とにかく聴く、
口をはさまない
最後まで聴く」
イライラしながら「それで結論は?」と口から出そうになるとメモに目を移し、とにかくガマンをして聞き役に徹する。
「俺はこれでも忙しいんや」と思っても聴く。
メモがボロボロになったら、新しいメモを作ってセロハンテープでまた、同じところに貼る。
部下もだんだん要領が良くなり、社長も聞き役に慣れてくると、不思議と数々、打った手の効果が表れて、業績も伸びる。
多くの場合、社長が「話は良く聴く方だ」と自分で言っていても、約70%は自分でしゃべっている。といわれている。
自分では、自分のことは判らない。
早速、メモの用意を!