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社長業

Vol.67 タブーに挑戦する

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

どんな会社にも、今日の繁栄・成長を実現させた戦略・勝ちパターンがある。流行の言い方をすれば「ビジネスモデル」と言う、アレである。
正月早々物騒な話だが、社長自身がこの成長エンジンとも言える「勝ちパターン」を根本から問い直してみて頂きたい。
 
昨年末に全国展開している有名FC本部の取締役と短時間ではあるが、話をした。そこで役員は一言。「フランチャイズ契約を見直し、直営化の方針変更を考えている」と。
実際に知り合いの加盟店オーナーに伺ったところ、既に一部地域で実行段階に移っているとの事であった。本来この会社の一番の成功要因とされたFC戦略の前面見直しである。
 
1月5日付の毎日新聞を見てさらに驚いた。ローソンの新浪社長の記事中にCVSの命とも思われる「24時間営業」を見直す旨の発言があった。
もちろん全国の店舗一律ではないが、コンビニエンスの根本哲学から考え、24時間が本当に必要かの判断を問う社長にしか出来ない大仕事である。
 
長い時間、考え続けないと決断できない大テーマであるが、何か大きな区切りの時や、事件がないと決められない事も事実だ。
 
年の始めは、やはり、その区切りの一つである。
 
これまで成長を支えてきた「勝ちパターン」は、社員にとっても、社長にとっても、触ってはいけない「タブー」「神話」になっていないか。「タブー」になっていれば、どんなに新戦略だ、新施策だといっても、小手先の対応でしかない。
 
「タブー」を打ち破れるのは、社長しかいない。

 

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