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社長業

Vol.115 「売価アップ、粗利アップに挑戦する」

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 昨日、北海道の地方中核都市に出張で出掛け、地元の家電販売店チェーンを訪問した。
 
 もちろん全国チェーンの超大型店も2店舗進出しており、商圏内の売り場面積が2倍になる程の激戦区となっている。どこの都市でも見られる現象であるが…
 
 D社長の地元チェーンも正面攻撃は避け外販を強化している。当然売れ筋は、薄型の大型テレビであり亀山モデルの人気は根強い。TVの売価も随分高くなったし、斜めドラム式の洗濯機も15~18万、サイクロン型の掃除機も7~8万と値の張る品揃えが多い。マッサージチェアの最高機種は35万円前後である。
 
 数年前と比べると、各メーカーとも新商品を開発し、高くする努力を続け、高額商品の品揃えがガラリと変わっている。
 
 コンビニに行ってアイスクリームや飲料、デザート等も買ってみると新商品はどれも値の張るものが多い。その一方で、一個単位で売っているものも多く、一見安いがg当たりで考えると決して安く売っているわけではない。
 
 先程のD社長の店でも物販だけではメーカーの新商品依存になってしまうので、売上、粗利益率の改善はなかなか見込めない。よって家電販売から派生させた2つの業態を開発し、粗利益率をこの3年間で10%強改善している。
 
 我々の作っている商品の販売価格を上げる工夫、新商品の企画、またメーカーでなくても業態開発をすることによって粗利益を上げる工夫また新事業や新業態探しをトップ自らがやっているだろうか?
 
 通常業務の延長線上の販売努力だけではなかなか業績の向上は難しい。もう一度あらゆる業界の努力を自社に応用できないか考えて見て欲しい。
 
 売価をあげる工夫か粗利益を上げるか、回転を良くするか好業績に手品はない。
 

【補足】
 
 帯広空港で、幻の「じゃが ポックル」をついに手に入れた。
 
 入荷即完売の超人気商品であるが、限定販売だけに、してやられた感じではある。また喫茶店でホエーバーガー(ホテル大平原の人気商品350円)も食べた。こちらも限定品である。
 
 中小企業にとって、わずか5%~10%の売価アップ、50円~100円の単価アップが、決定的に利益に影響する。こだわりを前面に出して顧客訴求を仕掛けて欲しい。

 

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