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第13号 「世界で一番大切な人は誰ですか?」  

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

 「世界で一番大切な人は誰ですか?」  

世界で一番大事な人とは誰ですか、と聞かれたら何と答えるでしょう?
あなたの親でしょうか?それとも子供でしょうか?妻でしょうか?

誤解を恐れずに言いますが、'自分も世界で大切な人物の1人です'と普段から言える事は非常に大切です。
自分を大切と思えるからこそ他人を大事にしてあげれるのです。
自分の価値を自分が認めてあげるから、他人の尊厳を認めてあげれるのです。

人に愛をあげる大前提には、まず自分が愛を持っていなければなりません。
人を大切に出来る人はまず自分を大切にしてあげられなければなりません。

自分が持っていないものは人にはあげることはできないのです。
なぜなら、それが何なのか体験した事がないからです。

あまりにも多くの人が"謙虚"や"叱咤"という名目の元に自分の可能性を低く見積もり、自分の可能性を
否定しています。そして結果、他人の可能性さえも否定してしまうのです。
この傾向は日本でますます増えていっているように思えます。

アスリート達は特に本番が近づくにつれ(普段からもしていますが)自分の価値(セルフスティーム)を自分の
心の中で唱え、考えはじめます。

どれだけ自分が特別の存在であるか、どれだけ自分が素晴らしいのか。

ただし彼らが自分の才能を考える時、決して自分をアスリートとして評価しているのではありません。
つまり○○を達成したから素晴らしい、○○が出来るから素晴らしい、と条件付で唱えているのではないのです。

自分は素晴らしい。存在している故に素晴らしい。世界で一点物の自分は素晴らしい。

つまり自分の存在が無条件で素晴らしい、と思っているのです。(感謝の意味も含まれています)
この様なメンタリティーは決して我々日本人には馴染みの深いものではありませんが、実際に世界では
当然にとらわれている考え方です。

この考えがベースに持った人達と、"自分は母国の国の為に頑張る、死ぬ気で頑張る、国民の為にも頑張る、
だから絶対に失敗は許されない"というメンタリティーを持った人達とが国際試合で当たれば、どちらが心理的に
有利であるかは分かりますよね。

何年か前に"世界で一番の花"という歌が日本で流行りました。
多くの人に指示された理由が歌詞だったそうです。"No1になれなくたっていい、元々特別なオンリー1"
このメンタリティーは海外では子供が当たり前に理解しているフレーズです。

この様なメンタリティーを理解したうえでの挑戦は最も思い切った気持ちで挑めるものです。

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