menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

社長業

Vol.29 スロービジネスの本質は一体何?

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 書店に行くと、米国流スピードビジネスに対し「スロー」という言葉のついた経営書が目立つようになった。新手の手法か?
 
 疑問に思っていたが、先週、新事業コンサルタントの高島健一氏に伺ったら、実に明解な分析が帰ってきた。少々長くなるが、会話の一部を再現したい。
 
作間:「先生、最近“スロー”という言葉が目立ちますが、先生の目にはどう映っています?」
 
高島:「そうねー。昨年、アキレス腱を切って、自分自身がスローになったから思うけど、今、冷静に考えてみるとこう思うよ。」
「元気な時と違って、あれもこれも出来ないから、行動する前に、他人にお願いする事と、自分でやらなければならない事をまず分ける様になって、その順番をじっくり、朝考えたね。」
 
作間:「つまり、優先順位づけ?」
 
高島:「そうそう。だって、松葉杖だと物をもって歩けないもん」
「次は、車椅子の移動だから、行く前に道順やエレベーターの位置まで、事前調査に時間を随分使うようになるね。それと、企業訪問の時は、そうだけど、2度も行けないから、インタビューや見学のポイントを絞って、絶対ミスがない様に注意したね。」
 
作間:「結果的にクオリティーが高い取材が出来るって事ですか?」
 
高島:「自分でもそう思った。結果的に質を落とすことなく、自分のペースで仕事を3~4ヶ月コントロールできたように思う。」
 
作間:「今、携帯電話もあって、相手のペースになる事多いですよね。」
 
高島:「自分は携帯電話を3台もってるけど、基本は、かけるの専門。ほとんど留守番伝言につかってる。そうしないと大変だよ。メールも毎日3000通くらい届くしね。」
 
作間:「え!!そんな数、読めます?」
 
高島:「読んでないよ。見てるだけだよ。でも、大事なのは、ちゃんと判るから不思議だよね。」
「最近、足が治ったら、また、スローから元に戻りつつあるのよね。」
 
作間:「せっかくクオリティーの高い仕事術を体得したのにもったいないじゃないですか?」
 
高島:「自分でもそう思う。忙しすぎる社長も同じだと思うよ。バタバタ忙しいのは、やっぱり良くないよね。大切なことに集中すればいいんじゃないの。」
「答えになるか判らないけど、自分の体験からスローを考えると、そんなとこかなー。」

 

Vol.28 新しい戦略は新しい皮袋に前のページ

Vol.30 「生まれて初めて」がありました?次のページ

関連記事

  1. Vol.144 お客様に「幸せを提供」できていますか?

  2. Vol.46 取締役として登用していい人

  3. Vol.116 酒を酌み交わす友達の価値

最新の経営コラム

  1. 第169回 「達人に学ぶ①アパホテル 元谷拓さん」

  2. 第4講 まず、担当者がお客様との正しい関係に合った対応をすること!

  3. 第19回 成長するフィンテック企業の戦略 ~ クラウドファンディング Makuake ~

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    交渉力を備えよ(23) 現実的選択の強さ
  2. 製造業

    第244号 大きな成果を求めない改善
  3. 社員教育・営業

    第61講 クレーム対応のルールを間違って理解しているから失敗する(1)
  4. マネジメント

    第103回 『こだわりを捨てる』
  5. キーワード

    第1回 東京”住みたい街”に「地格変動」
keyboard_arrow_up