精神的にも物理的にも豊かな人は何といっても自分が望んだ事が必ず起こると確信を持っています。
ナポレオン・ヒル氏が巨万の富を築いた500人の人達についてカーネギー氏から調査を依頼されたのは
とても有名な話ですが、調査の中でこの"500人の最大の特徴とは?"との問いにナポレン氏は
"彼らには皆、信じる力がある"と答え、またそたその力は地上で最も強力な力であると結論づけました。
この"信じる力"とは'自分が望んでいることが確実に起こると確信する力'と表現しています。
別の言い方をするのならば全く証拠がないものに対し100%信じきる力を意味しています。
自分を信じれる人は少々悪い事が起きても無視し、全て自分の都合の良い方に解釈する傾向があります。
または悪い状態をあくまでも一時的な状態と認識します。(もしくは気がつきません)
景気が悪くなれば、良くなった時の準備をし、健康状態が悪くなれば、元気になったら何をするかの予定を立てます。
夫婦関係が悪くなれば、1,5,10年先の結婚記念日の準備をします。
これに対し疑う人はとにかく悪い方に解釈する傾向があります。
景気が悪くなれば日経平均の数値を毎日見て嘆き、これからいかに景気が悪くなるかを確信し、
人間関係が悪化すれば、最悪のストーリーを想像し健康状態が悪くなれば、最悪のストーリーを日々考え
夫婦関係が悪くなれば相手を疑い、離婚の心配、最悪の準備をします。
他の記事の中でも書きましたが、我々は自分が考えたとおりの人間にしかなれません。
前向きに物事を捉えられる人と、何でも疑う人とではビジネスにおける結果、健康状態、人生の満喫度、
このどれをとっても全て対照的な位置にいることはデーターとしてはっきり出ています。
成功する人は"確信+アクション"を持っています。
失敗する人は"疑い+ノーアクション"の人です。
疑う人の心理には"もし信じて行動を取って上手くいかなかったら?"これを真っ先に考えます。
それよりかは何の行動も取らない方が少なくとも失敗はせず自分が傷つかないで済む、と誤解をしているのです。
先日、私の知り合いの方が病院に入院しました。
決して軽い病気ではなかったのですがゴルフ好きな彼は病室にしっかりとパターの練習器具を持ち込んでいました。
もう分かり頂けますね、彼が何を信じているか。
今では彼は予定通り回復し、週に2,3回のゴルフを楽しんでいます。
我々はどうしても最悪のストーリーを考える事を良しとし"準備万端"と解釈する傾向にあるようですが
"準備万端"とは何も悪い準備だけではなく最高のストーリーへの準備もあるはずです。
その為に欠かせないのが"信じる力"なのです。