4月19日にお台場にオープンした「ダイバーシティ東京プラザ」は、「劇場型都市空間」をコンセプトにショッピング、遊び、くつろぎに加え、驚きも体感できる施設となっている。
驚きの一つは、フェスティバル広場側の入り口に立つ高さ18mの等身大ガンダムで、連日多くの人が写真を撮っているが、東京・秋葉原に次ぎ2店目となるガンダムの世界観をイメージした「GUNDAM Cafe」も近くにあり、「ガンプラ焼き」などの食品や飲料、オリジナルグッズが売っている。
また、7階にあるガンダムの世界をリアルに体感できるエンターテインメント空間「ガンダムフロント東京」には、有料ゾーンで直径16mのドーム型スクリーンで映像を見たり、いろいろな資料があるミュージアム、歴代主人公や人気キャラの中から1人を選択して等身大の彼らと2ショットで記念撮影ができるし、無料ゾーンには、1980年から現在までのガンプラ(ガンダムのプラモデル)1,000体以上を一挙展示する「ガンプラTOKYO」や、ガンダムの世界観を表現するアパレルショップ「STRICT-G」の旗艦店など、ガンダムに関する施設が揃っている。
等身大ガンダム像は、2009年7月11日~8月31日の52日間に東京お台場・潮風公園で一般公開された時にも415万人が来場する人気だったし、今回も多くのファンを集めているが、アメリカではガンダムは人気が出ないのだという。
バンダイとしては、外国人観光客も多く訪れるお台場に等身大ガンダム像を設置して、ガンダムのグローバル展開と、日本の若い層への浸透を図る狙いもありそうだ。
ダイバーシティにはガンダム以外にも、都内最大級のボーリング場などがある「ラウンドワン」、音楽ライブなどができる「Zepp DiverCity(TOKYO)」という劇場型施設がある。
ショッピングではユニクロ、H&M、FOREVER21、ZARA、Bershkaといった大型ファストファッション店が全て入っているのに加え、原宿に次いで日本2店目となるアメリカン・イーグル・アウトフィッターがあるし、夏にはギャップの低価格ファミリーカジュアル大型ストア、「オールドネイビー」の日本1号店もオープンする。
コーチ、バーバリーなどのブランド店からシブヤ系や駅ビル系まで、幅広いジャンルのファッション店や秋葉原のメイドカフェ、新大久保の韓流ショップ、外人用日本のおみやげ店まであるのも驚きだった。
2階には13店舗(約700席)で構成される「東京グルメスタジアム」というフードコートや、カルビー、森永製菓、江崎グリコなどのお菓子メーカーのアンテナショップが集まるエリアもあり、家族連れが楽しめる場所となっている。
ゴールデンウィークに行った時にも、駐車場に並ぶ列には各地のナンバーが見られたが、全国、全世界から来る観光客や若者から中高年、家族連れまで幅広い層が楽しめ、ダイバーシティは東京の新名所となりそうだ。
======== DATA =========
●ダイバーシティ東京プラザ
東京都江東区青海1-1-10
TEL 03-6380-7800
営業時間 10:00~21:00、飲食11:00~23:00
http://www.divercity-tokyo.com/
●ガンダムフロント東京
http://gundamfront-tokyo.com/jp/
[平日] 10:00~22:00
[土日祝日] 9:00~22:00
年中無休
入場料:高校生以上1,000円、小中学生800円