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第30回 デリバリーロボット・Marble

社長のメシの種 4.0

 シリコンバレー視察で度々訪れているデリバリー(荷物配達)ロボットを製造しているMarble(マーブル)社が、三菱地所と5月17日に東京・大手町で自律走行実証実験を行った。
 
 この日は記者会見、説明の後に、三菱地所の大手門タワーJXビルと隣接する大手町パークビルとの間を周回するルートを走行するデモを行ったが、集まったメディア関係者の関心も高かったし、偶然通りかかったビジネスマンなどからも驚きの声が上がっていた。
 
 Marble社のロボットはGPSの位置情報を使うのではなく、高性能のレーザーセンサー(LiDAR)と複数のカメラを活用して、独自の地図を作成して走行する技術を使うため、GPSが使えない屋内や電波の届かないエレベーターの中も含めて、屋内外を問わず走行できる活用範囲の広さが特徴だ。
 
 屋外からビル内へ入る際はセンサーで自動ドアの開閉を感知して、ドアが開くのを待ってから入場するし、走行中に目の前に急に飛び出しても停止して衝突を回避でき、安全性能も確認された。
 
 Marble社のKevin Peterson CEOは、「Marble社は自動運転技術の知見を持った優秀なメンバーで構成されている。当社はラストマイルデリバリーに焦点を当て、100年前と変わっていないラストマイル配送の仕組みに変革をもたらしたい」と話していたが、この会社には宇宙探査機などに携わっていたメンバーも含まれている。
 
 馴染み深いシリコンバレー企業が日本でも活躍する日が来ると思うと感慨深い。
 
■三菱地所DX推進部
 三菱地所はデジタルテクノロジーを活用したビジネスモデル革新を図るため、DX(=デジタルトランスフォーメーション)推進部を設置した。
 
 これまでも、横浜ランドマークタワーで人工知能(AI)などを搭載した警備・清掃・運搬を担う複数の異なるロボットを導入した新しい施設運営管理の実証実験を行ったり、ソフトバンクロボティクスのAI搭載バキューム清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」100台を全国の物流施設・オフィスビル・商業施設・空港・ホテル・マンションなどに順次展開して、人手不足に対応した新しい管理スタイルを追求し始めている。
 
 今年3月には、立命館大学と「戦略的 DXパートナーシップ協定」を締結して、人とロボットが協働する Society5.0時代の施設運営管理モデルの構築に向けた実証実験や情報発信も行っている。
 
 今回のMarble社のデリバリーロボット実証実験もその一環で、人手不足、少子高齢社会、地方の過疎化、障がい者雇用、働き方改革などの社会的な課題の解決を目指している。
 
 
 
======== DATA =========
 
●【動画】三菱地所が次世代物流ロボット「Marble」の実証実験01
 
●【プレスリリース】三菱地所と立命館大学が「戦略的 DX パートナーシップ協定」を締結 〜人とロボットの協業実現を目指した実証実験をキャンパスで展開〜
 
 

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