「魅力ある電話応対とは」
◆「電話応対にユーモアの心を」◆
電話応対の基本ができるようになったら、今の電話応対にひとつプラスして
自分という個性を応対に出せるようにしていきましょう。
相手が急いでいるのに、それを感じず、いつも通りに応対したり、
いつも電話を頂くお得意様なのに、マニュアル通りに応対したり…など、
その場の状況をすぐに察して、電話応対をできるようにしていくことが大事です。
先日、指導させていただいている会社の新人営業マンの方から、興味深いお話を聞くことができました。
彼が、まちがい電話かけてしまって、すぐに気がつき、「まちがいました!」と謝った時のこと、
電話に出られた中堅の女性のさりげない応対ひとつで、その会社に対して良い印象を持ったそうです。
では、その電話に出た女性が何と言ったかと言いますと、彼女は一言。
まちがい電話をかけて、慌てたその新人営業マンの様子を感じ取り、
「何度でも結構ですよ。いいお声ですから」と言ったのだそうです。
かしこまって恐縮している新人らしき人の声を聞いて、気持ちを和らげてくれたのです。
なかなか、そこまでは中堅クラスでなければ言えません。
オフィスへのパソコンの普及に伴い、メール文化になっていますが、文字とは違い、声を通じての表現は一番、
相手に伝わります。時、場所、機会にあわせて、自分の味がだせるような、ゆとりのある仕事のプロに
なりたいものですね。
“その人の価値は、話す言葉によって決まる”バーナードショウの言葉です。
覚えておくと、あなたにとって多くの仕事の場面で役に立つと思います。