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社員教育・営業

第13回 「先輩社員も声を響かせよう」

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「魅力ある電話応対とは」
◆「先輩社員も良い声を響かせよう!」◆


日本各地で電話スキルの腕を競う全国電話応対コンクールも、県大会が終わり、残すところ秋の全国大会だけに
なりました。

電話コンクールの審査をしていて、この時期、いつも思うことは、いかに良い声で、相手に伝えることが、大切か
ということです。

コンクールで上位に選ばれた方々は、どなたも、演習や実務の中で磨かれた電話スキルを活かし、聞きやすく、
響きのある感じの良い声を持っています。

何度もここで、書いてきましたように、ビジネス電話は、声がたよりです
何を話すにも、声が全社のイメージになってしまいます。

わかっていながら、他の仕事に気をとられて、忘れがちになってしまうのが、良い声を意識した口の開閉です。
口の開閉は、電話応対に慣れていない若い方だけではなく、ベテランになればなるほど、できなくなっていることも
あります。

先日も、指導先の電話応対マナーの研修に伺った時のことでした。
参加者の中で中堅の男性の方がおりました。

その方は、残念なことに、自分自身の持ち前の声の良さに、今まで、気がついておりませんでした。
電話応対をしていても声を意識せず、口の開閉も小さかったのです。
せっかく持っている自分の声の特徴を活かさないのは、実に勿体ないことだと思います。

発声演習、話す間のとり方、口の開閉などの基本研修を通じて、その方は、自分自身の声の特徴や良さに気づき、
驚くほど電話応対の印象が良くなりました。

良くなるのは電話の印象だけではありません。
顔つきも、気持ちも明るくなり、挨拶や基本応対だけではなく、仕事の内容の長い話になっても、実に魅力的に
聞こえるようになりました。

今回のようなケースはどの会社でもあることです。
わかっていながら、中堅になればなるほど実際に基本ができていないことが多々あります。

基本と自分の声の特徴を電話応対に活かせば、大きく変わります。
一方で、基本を押えず、いたずらに電話応対をしていれば、実務で大きく損をしてしまっていることも
気づかないこともあるのです。

あなたは良い声づくりに努力をしていますか?
話し方に個性を意識していますか?

是非、もう一度、確認してみてください。

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