menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

社員教育・営業

第46回 「間違えやすい言葉の上手な伝え方」

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「魅力ある電話応対とは」
◆「間違えやすい言葉の上手な伝え方」◆


_honbunあなたは今まで電話応対の中で、自分が言った言葉を聞き間違えられてしまった経験はありませんか?
そんな時、自分はちゃんと言ったのにどうしてだろう?と思いませんでしたか?

これを未然に防ぐ一番の方法は、口の開閉やあご、唇の動きなどを意識することです。

口の開閉の基本は母音のア・エ・イ・オ・ウ(口の開け方の順)ですが、
その中でも特に「イ」のトレーニングが日本人に必要と考えます。
全国各地で研修をしていて、口の開閉に関して感じることは、圧倒的に「イ」を発声する時の横の開きが少ないということです。


実例として「1」「7」「8」などはよく聞き間違えられやすい言葉です。
ひとつひとつの母音を口の周りにある口輪筋をよく動かして言いましょう。
また、「ア」の開閉をよくする顎の運動になるのが早口言葉の「お綾やお母上のお謝りなさい」。
これをしっかり練習することをおすすめします。

顎をしっかり動かさないと、「はい」が「へい」と聞こえてしまい大慌て!ということや、
「マスダです」と名乗ったつもりなのに「スダ様ですか?」と言われることを防ぐことができます。

最後に唇や口輪筋をひきしめる運動として
「武具(ぶぐ)馬具(ばぐ)武具馬具3(み)武具馬具あわせて武具馬具6(む)武具馬具」があります。
これは「おはようございます」と言ったつもりなのに「はようございます」と伝わることを防ぎます。

早口言葉が単に子供の頃の遊びだけではなく、このように役立っているのもおもしろいですね


さて、上記のように口の開閉を注意して、言葉の聞き取られ方を意識することはおわかりいただけたと思います。
さらに注意して欲しいことは言葉を「補う」、「言い換える」ということです。

「それでは明日の17時にまたお会いいたしましょう」という場合は、会えて「じゅうしちじ」とだけ言わずに、
再度「じゅうななじ」と補い、「14時」と聞き間違いや思い込みを防ぎます。

後から言った、言わないはビジネスではありません。伝わりやすいように言葉を使うことが大切なのです。

第45回 「メールと電話の使い分け」前のページ

第47回 「電話診断を受ける効果」次のページ

関連記事

  1. 第41回 「段取りが仕事を変える」

  2. 第138回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方59「聴き取りやすい声とは」

  3. 第43回 「新入社員への電話応対の教え方」

最新の経営コラム

  1. #1 一流の〈ビジネス会食力〉-前始末で勝負あり-

  2. 第48回 「未来への投資」は数字の外にある

  3. 第212回 税務調査にひるむな!

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 社員教育・営業

    第44講 事例を使ってクレーム対応の間違いと、最善の対応を学ぶ  動物病院編(4...
  2. 不動産

    第100回 最終号 クレームは「 ボヤ 」の内に対応しないと「 大火事 」になる...
  3. 新技術・商品

    第2話 これはまさに「出会いもの」
  4. マネジメント

    情報を制するものが勝利を手にする(10)大胆な行動を支えるのは周到な根回し...
  5. ブランド

    <事例―32 スーパーホテル(B2C)>予約が最も取りにくく、稼働率90%のビジ...
keyboard_arrow_up