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仕事術

第24回「これ1台でネット放送も!最新ムービーカメラ活用例」

デジタルAVを味方に!新・仕事術


スマートフォンの普及に伴い、動画撮影用のムービーカメラも、スマホ連携やインターネットとの親和性が大幅に向上しています。

もうムービーは、運動会を撮影するためだけの道具ではありません。最新のムービーカメラ、パナソニック「HC-X920M」を例に、新機能の数々を、ビジネスへの“応用”という観点からご紹介します。 

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【製品情報】
メーカー: パナソニック
型名: HC-X920M
製品URL: http://panasonic.jp/dvc/x920m/)

2013年2月発売  実売価格: 9万円前後

*パナソニック最高画質を謳うハイグレードモデル。64GBメモリー内蔵で長時間録画可能。 

 


情報発信力を強化!1台でネット放送が可能に! 

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写真:WiFi関連機能を多数搭載。その中でも新しいのがUSTREAM配信機能。 

 

従来、USTREAM(http://www.ustream.tv/ 動画を配信できる、インターネット上のサービス)で生中継をしたい場合、原則、カメラに加え、インターネットに接続可能なパソコンが必要でしたが、パナソニック「HC-X920M」なら単体で可能に。動画配信が身近になるのです。

インターネットへの接続は、オフィス内なら常設のWiFiアクセスポイントを、オフィス外ならモバイルルーターやスマートフォンのテザリング機能(携帯電話のデータ通信機能をWiFi化)を利用すると良いでしょう。

オフィス内からは、セミナー形式で情報を発信したり、製品やサービスの実演などに利用してはいかかでしょうか? 生中継なら、Twitterなどで視聴者からの質問や反応を採り入れるなど、柔軟な進行も可能です。録画ビデオには不可能な臨場感は、より多くの視聴者を惹き付けるでしょう。

オフィス外なら、イベントや展示会出展の様子を中継してはいかでしょうか? 情報の伝達にとどまらず、興味を持った視聴者が、会場へと足を運んでくれるかもしれません。

小売店、飲食店、娯楽施設なら、店舗の様子を継続して生中継しておくと、視聴者は活況度合いや空き状況を判断できるので、来客の切っ掛けになるかもしれません。

リゾートホテルなどでは、自慢の景観を24時間放映している施設も増えてきました。

(注: USTREAMはリアルタイム配信が可能ですが、システムの都合上、配信映像には30秒程度の遅延があります。) 

 家庭用としては2011年に東芝が世界で初めて55型を製品化した後、他の各社からも数モデルが発売されましたが、高価でもあり、一部のマニア以外には縁遠い存在でした。しかし、2013年は、ソニー、シャープ、東芝から50型~84型程度の製品が出揃い、50型クラスなら店頭売価も1インチ1万円を切った事で、急速に現実味を帯びて来ました。  
映像を見ながら遠隔操作! 

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写真:iPhone画面。カメラが捉えている映像を動画で確認。録画やズーム操作も可能。 

パナソニックが無償で提供する専用アプリ「Panasonic Image App」(iOS/Android)をインストールしたスマホやタブレットを用意すれば、「HC-X920M」の捉えている映像を、スマホ/タブレット画面上でリアルタイムに確認でき、動画撮影開始・停止、ズーム、静止画撮影などの操作が可能です。

社内行事、講演、セミナーなどの記録として撮影する際、ムービーカメラの前を人が横切ってしまい、録画映像が見辛くなってしまった経験はありませんか? 

遠隔操作機能があれば、手が届かない、つまり、人がカメラの前を横切る心配の無い高い位置にムービーカメラ設置する事も可能になるのです。また、講演者が自ら操作する事も可能で、少人数での運営にも威力を発揮します。

「HC-X920M」なら、映像や操作には殆ど遅延が無く、操作感も良好で実用的です。

(備考: 「HC-X920M」とスマホ・タブレットは直接接続可能。無線アクセスポイント・ルーターを介しての接続も可能。)

 

見守り・監視 機能  

「HC-X920M」が捉えた映像を、インターネット経由で、スマホやタブレットで視聴する事ができます。(注: 無線でインターネットに接続できる環境が必要)

例えば、「HC-X920M」を自宅にセットしておけば、オフィスや外出先から、ペットの様子をリアルタイムで見守る事ができます。また、「HC-X920M」をオフィス玄関、倉庫などに設置しておけば、簡易的な監視カメラとしても利用できますね。

 

さいごに

最新のムービーカメラは、スマホ連携を中心とした機能が充実しつつあります。アイデア次第でビジネスへの活用も可能ですので、注目してみては如何でしょうか?

因みに、こうしたムービーカメラの多機能化は、スマートフォンの台頭が背景にあります。カメラやムービーカメラの市場は縮小傾向にあり、生き残るために、専用機ならではの機能(画質)を打ち出すか、スマホとの共存(高機能化)に活路を見いだそうとしています。今後も、スマホに刺激され、家電の進化が加速しそうです。 

 

 鴻池賢三

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