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- 第14回 営業が苦手でもできる!手書きのひと言、実践例
先日ある地方新聞社から、販売店向け研修講師として招いていただきました。
その新聞社とは縁あって、過去にもたびたび研修講師として招いていただいたことがあります。
新聞業界は今、購読者数が減り続ける厳しい時代です。
そんな中、この新聞社では、店主夫人たちが手書きのひと言を使ってお客様(=新聞購読者)との信頼関係を築き、大きな成果を上げていました。
具体的には、
・試読紙の申し込みをうけたとき
・購読の申し込みをうけたとき
・イベントや抽選等の申し込みをうけたとき
・悪天候等により配達が遅れたとき
・何らかの理由で購読をストップしてほしいと連絡をうけたとき
これらのときに一筆箋を使って手書きのメッセージを添えて、新聞を配達するのです。
すると、「いつもありがとう」「手書きでメッセージを添えてもらって、うれしかった」というお客様からの声が続々と聴こえてくるようになり、さらには店主が購読のお願いに行くと、お客様が笑顔でドアを開けてくれ、話を聴いてもらえるようになったと言います。
ここでは伏せますが、その成果は如実に数字にもあらわれています。
この活動をしているのは主に販売店の店主夫人たちです。
女性は対面での営業やセールスに対して苦手意識を抱えてしまいがち。その一方で、役に立ちたい、力になりたい、店や会社を繁盛させたいという熱意を持ち合わせている人も大勢います。
「営業は苦手だけれど、そんな私でも一筆箋を使えばお客様に喜んでもらえ、売上に貢献できると気づいた」。
彼女たちのその言葉から、わたし自身、大きな力をもらいました。