ある地方都市での相談ごと
「1千万以上の資金を預けてくれれば、月3%の金利を支払います。1年間預けてくれれば百万円のプレミアがつきます」
こんなおいしい話が実は、○○銀行出身の方がやっているファンド会社からきてるのですが・・・どうなんでしょうか・・・?
真顔で相談されますと、どう答えれば理解していただけるか、困ってしまいます。
こんな、投資話(投機話)に乗って、何十億と集めて、潰れたという話を新聞でみたりします。未だ、世の中にこんな話がまかり通り、身近な人に話が来ているのですね。
「銀行員だった方です」
「銀行員だったら、信用するのですか・・・ね・・・。」
そういえば「銀行の勧めに乗って、日本航空の飛行機レバレッジリースを購入したとか、銀行の薦めでデリバティブを買ったら、大損した!」とか・・・。
こんな話がゴロゴロしています。
「今日、現在、元本保証で1%以上で回る金融商品があるでしょうか・・」
答えはノーです。ありません。
もし、あるなら教えてください。
今は、デフレ時代なのです。
低い金利でも現金で持っていれば、買いたい物件は、来年下がるのです。翌々年はもっと下がる時代なのです。
借金がなく、現金を持っている企業は、いくら秘密にしていても砂糖に蟻が集まるがごとく、色々とおいしい話を持ってこられます。
甚だしきは「ハイパーインフレ」が来れば現金なんかは一気に価値が下がりますと恐怖心をかきたててくる奴らがいるのです。
ハイパーインフレを経験もしたことがないくせによくぞまーーそんな事を言うものですね・・・。
ハイパーインフレを経験した国はどこでしょうか?
日本は太平洋戦争の時でしょうか・・ドイツも第一次世界大戦後、敗戦国となった時ですね・・・
いづれにしても、今の時期、美味しい話はありません!
気を引き締めて経営に邁進しましょう。