社会民主党も共産党も選挙の演説で大銀行は法人税を支払っていないと批判していた。
そうです。確かに日本の企業の80%は法人税を支払っていません。なぜ、支払っていないのか、理由は、大赤字を出したからです。
過去に大赤字(税引き前利益)を出しているからなのです。何も大会社のみが悪意を持って法人税の支払いを避けているわけではないのです。
中小企業も零細企業も皆、病んでいるのです。過去に大傷を受けて、5年間(今は7年間)は、痛手を克服すべく努力をしているのです。その前には、利益を出して多額の納税をしていたのです。
何も与党や前与党が大企業中心であるなどと言わないでください。
7年間は、過去の赤字を消す余裕期間をやってください。
どうか、大銀行や大企業を悪者にしてしたてないでください。
大企業が元気を取り戻さないで、どうして日本に元気が取り戻せるのですか?
企業経営をやっている皆さん、借金が多すぎて危険な状態に陥った時の対策は、どうすればいいのでしょうか・・
1、売上を伸ばす
2、経費を削減する
3、持っている資産を売る
この3つしか方法はない筈です。手を打つ順番は、どうでしょうか?
私は、2→3→1の順番でやります。ほとんどの経営者は「1」をトップにもってきます。
そもそも借金過多に陥ったのは、「1」売上が伸びず、減少するからなのです。
売り上げなどは上げる努力をすれば、問題解決(利益が出て借金が返せる)するように思えますが、売上を伸ばそうとすればするほど「2」の経費と「3」の資産が増えるのです。
「2」の経費を削減するのが一番です。おそらく民主党はムダを省くと言いますが、国の無駄は国家公務員と特殊法人の社員です。民主党の支持母体は官公労組と日教組です。やれるはずがありません。会社もそうです。長い間、身うちであったものを簡単には切り離せません、口で言うほど簡単には出来ません。
「3」の資産もそうです。国と特殊法人の遊休資産は300兆円はあるはずです。会社もそうです。持った資産を売却せよ! と申してなかなか実行しません。
理念と信念と責任感と説得力をもって、これら2→3→1の実行力を遂行しない限り日本国は浮上しないでしょう。
10月1日から、いよいよグループ税制が始まります。
賢い経営者は、含み損を持った固定資産を子会社に売却して損出しを図り、健全な体質に強化してきました。しかし、この法律で納税を免れてきました。
そういうことができなくなりますね・・・