menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

愛読者通信

必然として事業を繁栄させる方向性の決め方

「愛読者通信」著者インタビュー

「見込み」と「受注」で戦略は違う

二つ目の要素は、自社の事業を、値段と数量をお客様が握っている「受注」体質か、値段と数量を自社で握っていたり、商品が握っている「見込み」体質であるかを捉えて、必然的に儲かる体質へ転換していくことです。

事業の「体質」とは、会社が売っている商品やサービスの値段と数量が、誰によって決められるかによって決定されます。

売り上げは、どんな会社でも「値段×数量」です。だから、自社をどのように儲かる体質にするかを考える時、事業を規模の大小や業種で捉えてもたいして役に立ちません。

受注体質の事業の強みは、安定していることです。お客様が生命線ですから、お客様のことを良く知って、きめ細やかに対応する。

すると、繰り返し受注できます。 でも、大きく儲けることは難しい。数量も価格もお客様に握られているからです。汎用品を扱っている会社なんかもいつも値切られる。

そうなると、受注事業の社長が強力に推し進めなければならない基本戦略は、まず得意先を十社、五十社、百社・・・と次々に増やしていって、一社や二社に買い叩かれても断ることができるくらいの体力を身につけることです。

次に、ライバルの追随を許さないような固有技術を開発し、値引き競争に巻き込まれないように、特許や実用新案、意匠、商標などの工業所有権で固くガードする。

さらに、見込み体質をよく研究し、自社で値段と数量を決めて販売ネットに乗せて売るような、完成品の開発にチャレンジする。つまり、見込み体質を徐々に加えていくということが、重要な戦略課題です。

これに対し、見込み事業は、不特定多数の顧客を相手に、自発的に商品を作ったり仕入れたりして売っていて、自らのリスクで数量と値段を決定します。

当たれば大儲けできるが、見込みが外れると不良在庫がたまり、最悪は倒産です。 だから、見込み事業の会社は、いかに「見込み違い」をしないかを重点課題に戦略・戦術を立てていかなければなりません。

次のページ

1 2

3

4

【著者インタビュー】AI・デジタル活用で実現!コストと手間をかけずに成果をあげる賢い現場改善前のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連記事

  1. 「社長個人と会社のBSを合算してわかること」
    海生裕明氏(公認会計士)

  2. 「『会社の存亡をかけるような大決断をしないで済ませる』 本来、これが一番良い経営だ」
    佐藤 肇氏 (スター精密 会長)

  3. 社員の給料を上げても 総人件費は抑制する急所

最新の経営コラム

  1. 必然として事業を繁栄させる方向性の決め方

  2. 第201回 ミュトス・モーメント

  3. 国のかたち、組織のかたち(97)非対称戦略②(ベトナム戦争)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 経済・株式・資産

    第126話 経営とリスク(11)
  2. マネジメント

    第9回 こだわりを売り上げにリンクさせる理念経営者とは?~事例:JAL
  3. 後継者

    第61回 金持ちはケチか
  4. 教養

    第79回『【完全版】地下鉄のギタリスト』(著:土門秀明)
  5. 社員教育・営業

    第75回「上手な話し方」 話すことのメリット
keyboard_arrow_up