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不動産

第12回 専門特化して会社の特徴を出す事

売れる住宅を創る 100の視点

前回は、 マンションの「 商品企画 」は前々回の提言である「 外部の知恵を取り入れて 」業界で注目される「 話題性の有る物件 」を創る事の大切さをお話致しました。

今回は今後、中堅ディベロッパーがブランド力のある大手ディベロッパーに負けない様にするにはどの様にしたら勝てるかのお話をいたします。
 
前回も申し上げました様に現在の不動産市場に出回っている分譲中のマンションや建売戸建はどの物件も個性が無く、同じ様な商品なので中堅ディベロッパーはブランドのある大手ディベロッパーに負けています。
 
そこで、今回の私の提案は「 専門特化して会社の特徴を出す事 」で中堅ディベロッパーは大手ディベロッパーと対峙すべきだと提言致します。
 
大手ディベロッパーの供給は物販店に例えますと「 デパート 」です。
「 高級マンション 」「 大衆マンション 」「 実需( 自分が住むために購入 )向けマンション 」「 投資用マンション 」や「 ワンルームマンション 」等の全てを供給しています。
 
中堅ディベロッパーが同じ事を行なって大手ディベロッパーに勝てるには、価格を下げて勝負するしか有りません。労多くして利が僅かになっているのが現状ではありませんか…?
 
中堅ディベロッパーがこの様にしていましたら、この先は見えています。特に昨今の不動産市況を鑑みても大手ディベロッパーの物件のみが売れている様です。中堅ディベロッパーは大手ディベロッパーと土俵を変えるべきです。
 
その為には「 専門特化して会社の特徴を出す事 」が大切になるのです。
私の知る限りに於いて専門特化して会社の特徴を出しているディベロッパーは僅か数社ですが成功しています。それらの会社は売り上げも順調で順当な利益を出しています。
 
では、専門特化の具体例を3つほどお話致します。
 
1、マンションや建売戸建の供給地域を1つの沿線に絞る事です。1つの沿線に絞る事に依ってその沿線に住んでいる顧客を徹底的に調査し、顧客に合った商品を創り続ける事です。1つの沿線のみで創り続ける事は沿線顧客の信用がドンドン上がっていきます。その信用が販売促進につながるのです。現実に、これで成功している会社は結構あります。
 
2、マンションや建売戸建を供給せずに、マンションならマンション一筋で克つ実需向けマンションの供給のみに特化するのです。実需向けマンションの供給一筋にすれば「 商品企画 」のノウハウが増えて競合他社と一味違ったマンションが供給でき完売させています。これでも成功して順調な会社が有ります。
 
3、ターゲットをシングル層かディンクス層に絞って、それらの顧客層に合わせた商品のみを供給する事です。現在、首都圏の30歳代女性の約30%が独身と言われています。30歳代男性の約40%が独身だそうです。また、少子化現象が顕著で子供を作らない夫婦でお互いのキャリアを延ばして働いているディンクス層がかなり居ます。私のところに、これらの方々のマンション購入相談が日増しに増えています。シングル層かディンクス層のみにターゲットを絞った「 商品企画 」で創られたマンションは売れ行きがいいのです。これも上記2と同様に「 商品企画 」のノウハウが増えて競合他社と一味違ったマンションが供給できるのです。
 
以上、専門特化の種類を3点ほど具体的に挙げましたが、まだまだ有ります。もっとお知りになりたい方は私に相談して下されば、有料になりますが回答いたします。
 
もう物販店も何でも有りの「 デパート 」は衰退し、「 専門店 」が活況を呈しています。不動産業界でも中堅ディベロッパーは「 専門特化して会社の特徴を出す事 」で大手ディベロッパーに対峙して生き残りを図るべきだと私は感じています。
 
以上
 
碓井民朗

第11回 業界で注目される「 話題性の有る物件 」を創る事前のページ

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