不正のトライアングルを理解して抜け穴を塞ぐ
今回は、不正のトライアングルの観点から経理の不正について、説明しました。
ポイントは次の3つです。
- 不正の動機が社内に潜んでいないか観察する
- 不正の機会が生じにくい仕組みや体制を構築する
- 不正を正当化させない社内文化を形成する
社内不正は、あらゆる職場で発生する可能性があります。
不正の3つの要素の中で会社としてまず対処すべきは、不正の「機会」を除去することです。
不正ができない仕組みや監視が厳しい仕事環境を整備すると、不正の発生率は確実に下がります。
一方で、不正の「動機」や「正当化」に関しては、社員個人の内面的な問題なので、風通しの良い職場作りや、研修教育、社員のメンタルケアも大事にしていきましょう。
社内不正の「動機」「機会」「正当化」について、あなたの会社では対策をしていますか?