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第7回 MIPがもたらす「13の経営メリット」その3

ロングセラーの玉手箱

 先回に続き、MIP商品をもつことの経営における13のメリットを挙げてみましょう。今回は6つ目からの説明です。
 
 
 ⑥「優良少子化戦略」、成功商品開発の好循環が生まれる
 
 そもそも商品開発の世界では、「実際に売ってみなければ、当たるかどうかわからない」、「意図的にヒット商品など開発できるものではない」という考え方が当たり前のようになっています。
 
 しかし、「追われる開発」から解放されると、「明らかに成功する、売れる」と判断される状況になるまで、開発にじっくり時間をさくことができる。その結果、ますます成功の確率が高くなり、「追われる開発」がますます必要でなくなる。
 
 かくして開発商品の数が少なくなり、多くは売れる商品のみになるという好循環が生まれます。私はこのような開発戦略を「優良少子化戦略」と呼んでいます。
 
 ⑦既存商品の健全育成をもたらす
 
 MIP商品開発は、「優良少子化戦略」を基本に、一定以上の売上や利益を見込めない新商品は、市場に投入しません。そのため、新商品がゼロという年が何年も続くことが当たり前になります。
 
 そのかわり、販売部門があらかじめ新商品が出ないことを知っていて、販売対策を立てるので、既存商品にエネルギーを集中させ、結果として商品寿命が延び、既存商品の売上も利益も高まるのです。
 
 新商品が加わらない分、今までならばエネルギーの分散によって達成できなかった既存商品の長寿命化と高利益の追加という、さらなる好循環が生まれるのです。
 
 つまり「優良少子化戦略」の実践によって、既存商品はコンスタントに利益を生み続け、次のMIP商品開発のための原資を供給し、MIP商品開発は成功率向上を余裕をもって目指すことによって、多大な利益貢献を続ける。
 
 まさに長期的に安定的に企業が成長するための車の両輪が、既存商品の育成とMIP商品開発なのです。
 
 
 

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