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戦略・戦術

第六十三話 町工場と下請け:仲間との対話で社員のモチベーションを高める方法

中小企業の「1位づくり」戦略

社員のモチベーションを高める新たなアプローチ方法

こんにちは!

1位づくり戦略コンサルタントの佐藤 元相です。


先日、商品戦略に関連する勉強会を実施し、差別化を実現するための手段としてネーミングの重要性に焦点を当てました。商品やサービスの付加価値を向上させるために、どのようにネーミングを改善できるか、またスタッフの肩書きをどのように変革できるかについて議論しました。各社において、新たなネーミングや肩書きのアイデアを検討する取り組みを行っていただきました。


地域の町工場や下請け企業で働く社員たちにとって、モチベーションを高め、仕事に対する情熱を維持することは非常に重要なテーマです。そのために、社員たちの意欲を引き出す新たなアプローチを模索しました。そのアプローチとは、社員たちのセルフイメージを向上させることに焦点を当てるものです。今回のネーミング・肩書を検討する取り組みはその一環です。


ある印刷会社では、早速、従業員さんの肩書を付けるという取り組みを行いました。この取り組みにより、各自が自分自身を認識し、仲間との結びつきを深めることを目指しました。


社長は、自分が見ていて感じたことから肩書を付けるより、自分たちで検討してもらった方がいいと考えました。しかし、みんな肩書を考えるのは初めてのことです。よく耳にする「~のエキスパート」とか、「~の匠」などはハードルが高いという声がありました。そこで、面白おかしくやってもらっていいよ!と伝え、工場長を主体とした対話の場を設けました。


互いに特技や好きなことなどを話し合い、それを元に仲間の肩書きを考えます。これによって、社員たちは自身の価値を再確認し、仲間たちとの協力意識を強化することができます。楽しみながら肩書をつけていきました。それは、事務所にも笑い声が聞こえてくるくらい、和気藹々と取り組んでくれたと言います。

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