menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第40回 社員の幸せを考えるブレない経営とは?~事例:ソフトバンク~

オンリーワンで勝ち残る企業風土づくり

勝ち組と負け組が明確になる今、経営者の判断がブレると会社は、これから負け組に入ってしまうでしょう。しかし、経営者の判断が理念を軸に、ブレなければ、会社は、生き残り、勝ち残ることが可能です。

なぜなら、先行きの見えない日本で現場は、経営の判断が常にブレない会社なら、その会社を信頼して“ついていこう”と思い、顧客の声に耳を傾け始めるからです。会社は、永続する必要があり、永続させるには儲からなければならず、そのためには、顧客の声を聴き、必要とされる会社になり、利益を生み出すことが不可欠です。経営者は代わりますが、変わらぬ経営理念を軸にブレない経営を実践し、会社の風土を築けば、現場が一つとなり、顧客になくてはならない会社には何が必要か?探り当てることができるのです。そこで39回連載を終わり、今回からは全3回で“海外進出”をキーワードに会社が企業風土をどのように経営理念とリンクさせれば顧客を創造できるか?を、現場士気を向上することで売り上げをアップさせている会社を事例と共に解説いたします。
 
~経営トップの抱く野心をビジョンにすれば現場は共感する!!~
2012年10月ソフトバンク・孫正義社長は、
米国第3位の携帯電話会社「スプリント・ネクステル」(スプリント)の買収を発表。
 
日本第3位の携帯電話会社だった同社は、買収によって米国3位の携帯電話会社になるとともに、世界的に見ても、売上高で、
1・中国・チャイナモバイル、
2・米・ベライゾンに次いで第3位に躍り出ることになりました。
 
ソフトバンクが巨額の投資(買収額は201億ドル<2兆円越え>)を捻出してまで
スプリントを買収したのは、
 
“世界ナンバーワンを目指す” という孫社長の野心が理由です。
 
ではなぜ、同社は経営トップの野心で現場を動かしえたのでしょうか?
 
その理由は、“世界ナンバーワンを目指す”という経営トップの野心を目標に、
それを現場が共感できる文言へと具体化(以下)し、
ビジョンとして掲げていたからなのです。
<ソフトバンクのビジョン>
ソフトバンクグループは、情報革命で人々の幸せに貢献し、「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指しています。このビジョンの実現に向けて、時代に必要とされる最先端のテクノロジーと最も優れたビジネスモデルを用いて、情報革命を推進していきます。
※「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」=世界ナンバーワンを目指す
 
~現場が一丸となるには会社が成長する目的が不可欠!!~
 
ソフトバンクは、経営トップの野心実現を目標に、経営トップが常にブレない経営判断(=“世界ナンバーワンを目指す”ためにやることか?)をすることで、現場を巻き込み、会社を成長へと導いています。
 
それができるのは
“世界ナンバーワンを目指す”という経営トップの野心を
同社が会社の目標として明示するだけではなく、
同時に経営トップの野心実現の目的として、
会社の経営理念に明記しているからです。
 
<ソフトバンクの経営理念>
「情報革命で人々を幸せに」 
 
ソフトバンクは、「世界ナンバーワンを目指す」こと(経営トップの野心)を目標に、創業以来一貫した経営理念「情報革命で人々を幸せに」 の文言“幸せ”を“感動すること”と定義し、人類が迎える超知性のコンピューターすら使いこなせる、情報のビッグバン「情報革命」の無限のパワーを
今後人々の幸福のために正しく発展させていくことによって、一人でも多くの人に喜びや感動で伝えようとしているのです。
~海外進出は現場が自分事に感じる仕組みが必須!!~
ソフトバンクの経営トップである孫氏は、競合他社に負けない「情報革命を起こすという」情熱があれば、どのような困難や試練があっても成長を続けられると語っています。
 
同社は創業者孫氏の野心“世界ナンバーワンを目指す”を実現しようとする情熱を「バリュー(価値)」という言葉に置き換え、現場の行動指針にしています。
<ソフトバンクのバリュー>
300年成長し続けるソフトバンクグループのDNA。
それは、ソフトバンクバリュー「努力って、楽しい。」です。
その中でも、特に大切にしたいバリューとして、
「No.1」
「挑戦」
「逆算」
「スピード」
「執念」    という行動指針を掲げています。
 
ソフトバンクは海外進出として米国ではスプリントを買収。
また、今後も目覚ましい成長が期待される
インド、東南アジアを中心とした地域に展開するネットベンチャー企業へ投資、
同社はグループシナジーが最大化できるような構えをつくっています。
 
その理由は、メモリ、CPUの処理能力、計算能力などが
15年後には、現在(2015年)の1,000倍、
30年後はさらにその1,000倍と
加速度的に伸びていく中、膨大な情報が、
生活の中にある全てのものとインターネットにつながる
ようになるからです。
 
同社が海外進出すること=経営トップ孫氏の野心
<世界ナンバーワンを目指す>という目標は、
情報革命の推進を確かなものにし、
それは仕事や遊びだけでなく、
医療や教育などのさまざまな産業分野にも変革をもたらし、
一人でも多くの人に喜びや感動で伝えることができると
現場は日々の行動(行動指針)によって自分事として感じているのです。
 
ソフトバンクHP<現場を一つにする経営理念~情報革命で人々を幸せに~動画>
https://youtu.be/yd2nc5zSfh4
 
 

第39回 社員の幸せを考えるブレない経営とは?~事例:日本電産~前のページ

第41回 社員の幸せを考えるブレない経営とは?~事例:コマツ~次のページ

関連記事

  1. 第13回 社員の幸せを考えるブレない経営とは?~事例:オーケースーパー

  2. 第42回 社員の幸せを考えるブレない経営とは?~事例:アシックス~

  3. 第39回 社員の幸せを考えるブレない経営とは?~事例:日本電産~

最新の経営コラム

  1. 第121回 騒音を低減して、仕事も学習も効率アップ!

  2. 第20回 新事業は社長の情熱が成功を決める

  3. 第183話 ボタンを掛け違えたM&A

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. キーワード

    第46回 急増する《訪日ムスリム観光客》に注目!~世界人口の1/4を占める「ハ...
  2. 製造業

    第175号 簡単なことほど間違いやすい
  3. マネジメント

    第113回 『イヤな上司、尊敬される上司』
  4. 税務・会計

    第38回 いつまで紙のタイムカードで勤怠管理をするのですか
  5. 健康

    第50号 「言葉のパワー」
keyboard_arrow_up