胃がキリキリ、痛むとき。
手足の冷えがやたらとひどいとき。
あなたのカラダは、どんなことをあなたに伝えようとしているのでしょう?
明日、大事な会議だ、締め切り間近だ、というときになると必ずおなかをこわす男性。
この方は、小学校の時の運動会トラウマが、カラダの発するメッセージでした。
6月になると、なぜか皮膚に炎症が起こり、かゆみと赤みに悩まされていた女性。結婚を約束していた彼との直前での大失恋が、彼女の心の深い部分に根づいていました。結婚式はジューンブライドの予定だったそうです。
考えてみれば、私は、人があまりしない人間観察をしてきました。
世の中には、相談者とよばれる職業はたくさんあります。弁護士、心療内科、心理療法家、ソーシャルワーカー、精神分析家、カウンセラー、お坊さん、霊能者、占い師…。
「ココロとカラダをつなぎ合わせる」という相談を始めてから、いつのまにか15年。
どこにもモデルケースがあるわけではないこの仕事は、カウンセラーといえばカウンセラーだし、セラピストといえばそうだし、でも、半ば占い師や霊能者のようでもある。
北海道から、東京から、名古屋、福岡から、どこをどのように聞いてこられるのか、私を霊能者として期待してこられる方もいるし、お医者さんだと間違ってこられる方もいます。
そうした誤解や過剰な期待をゆるやかに解きつつ、求められるままに丁寧にやってきたつもりですが、ふと我にかえると、まったくもって不思議な仕事だなーと思えてしまう時があります。
よろず相談と言った方が早いかもしれないですね。
もちろん、いちばん多いのは病の克服の悩みですが、それだけではなく、どうしたらお金持ちになれるのか、どうしたら息子の頭はよくなるのか、どうしたらもっと人間関係がうまくいくようになるのか。…いろんな相談ごとに耳を傾けてきました。
そして、私の答えはいつも同じ。
「答えはあなたのカラダが表現しています」
だから、クライアントさんへのアドバイスは個々人違います。
カラダが表現している通りにあなたがお金持ちになるなら、このようにしたらいいのではないか。あなたの人間関係の弱いところは、カラダの発しているサインからすると、こうなのではないか?
カラダって叡智ですよ。智慧の宝庫です。見かたによっては、あなたの人生の立派な羅針盤です。
最初はカラダの不調でこられたのがきっかけのクライアントさんも、すっかりよくなっても引き続き来られる背景には、「人生の健康」を求めて、というところが多分にあります。
カラダの智慧を引き出す秘伝とか、虎の巻とか、絶対的奥義があるわけではありませんが、観察の仕方で、ほんとうに面白いくらいに、「カラダは人生の地図になっている」というのがわかります。
私の場合、その観察の感性というのを磨く環境にあったので、ありがたいことに、これだけのクライアントさんがお越しくださる状態になったのかもしれません。
人生に迷ったとき、「ここぞ」という決断のとき、だれかに「そっちですよ!」とお墨付きをもらえるととても安心しますね。職場の上司、その道の先輩、占い師でも、権威のある人に言ってもらうとなおさらです。
でもね、あなたのカラダはもっと賢くあなたの人生をリードしています。占い師はその場限りですけど、あなたのカラダはあなたの決断についていかなきゃいけないから、それはもう真剣です。
あなたがあなたのカラダのメッセージに気づくたび、人生により良質なシフトチェンジが訪れている、ということをぜひ知ってくださいね。
(よろず相談へんてこカウンセラーは今日も行く…)