
シリコンバレー視察ツアーでマウンテンビューにあるGoogle本社を訪問し、中小企業対象セールスアカウントの方々からプレゼンを受け、社内も見学した。
Googleの収益の柱となっている検索広告分野では、中小企業が成長エンジンとなっており、現在10万社以上に利用されている。
最近はYouTubeビデオ広告も有効で、ビデオが開始する前に流れる短い動画広告は、利用者が見たくない場合にはスキップできるためそれほど煩わしく感じないし、どのくらいアクセスがあり、どのぐらい見られているかというデータもリアルタイムで提供され、スキップ率が高い場合にはGoogleの方から広告動画の変更を提案する場合もあるという。
Googleアナリティクスを使って、自社のwebサイトに来ている層を分析しながら、営業戦略を練った上で、地域、年齢層、性別などのターゲット層を絞った広告や、時間帯別の広告も出せるし、Googleマップにお店が表示されると、カスタマーレビューが載るので、リアル店舗への集客にもなる。
インターネットはアジアで10億人が使用し、世界の携帯電話は50%以上がスマートフォンになっているので、ネット検索、広告は営業に有効な手段となっている。
■Googleキャンパス


また、産休、授乳室、妊婦ヨガクラスなど働く女性にいい環境を提供しているし、ペット(犬のみ)も連れて来れるようにもなっているが、これはベストの人を雇い、その人がずっと働いてくれることを望んでいるためという。
Googleを始めとしたIT企業の急成長により、交通インフラが追いつかないことが一つの原因となって、シリコンバレーとサンフランシスコ中心部を結ぶ101フリーウェイ(高速道路)は朝夕渋滞しているが、Googleはリアルに会話することが重要と考えているし、他部門の人とキャンパス内で偶然出逢うことで新しいアイデアが浮かぶ場合もあるので、情報通信技術を使った在宅勤務ではなく、通勤が基本となっている。

Google本社は、やはりワクワクする場所だった。
●Google
http://www.google.com/intl/ja/about/
●Googleの福利厚生(英語)
http://www.google.com/about/jobs/lifeatgoogle/benefits/