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社長業

Vol.88 「会社の信用、信頼性の大切なモノサシの一つ」

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 すばらしい会社、業績の良い会社の共通点の一つに、「社内連絡の早さ」がある。
 
 仕事柄、多くの経営者の方々と電話やFAXやメールで連絡するが、互いに出張も多く、すぐに連絡がとれない場合が多い。その時、スピードの速い応対の会社は、総じて業績が良い。
 
 先週も依頼事項があって、業界最大手の2社の社長と会長にアポイントをお願いしたところ、秘書の方とご本人より、翌日には回答があり日程調整のうえ、アポをいただいた。
 「あんな忙しい経営者が・・・」と驚くばかりのスピードである。
 
 うち一社は、一面識もなく、私からの突然の手紙に対してである。
 
 有能な秘書の存在は欠かせないかも知れないが、やはり経営者の姿勢の問題である。このスピード感と確実性が、結局、会社の信用を生み、業績に結びつく。
 
 逆に、社長に電話すると、不在はしかたないが、戻り時間を聞いても出社日を聞いても「知らない」「判らない」と云う会社も、残念ながらある。ましてや、「ご用件をうけたまわりましょうか?」とは、なかなかならない。
 
 このわずかの差が3年、5年、10年で、大幅な業績格差となってハッキリあらわれる。
 「社長の行方不明」は、信用を著しく傷つける因となる。
 
 秘書の有無以前の問題である。

 

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