menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第57回 『心配事があるのが会社』

社長の右腕をつくる 人と組織を動かす

ある中年運転手の弁

「世の中、うまくいかなくて当たり前。うまくいったらめっけものと思って、
あたしはハシャグ、っていう処世術をいつの頃からか身につけちゃいまして ねぇ、、。」

タクシーの客といっても、これまでの自分の苦労を、彼はしみじみ語ってくれた。
出張先でたまたま乗った車の、行きずりの運転手さんであったけれど……。


こじつけるわけではないが、と云いながらこじつけを2つ。
英語で会社のことを言ういい方に「Going Concern」がある。
一方、「Going」には「進行中」の意味があり、加えて「Concern」には「心配」という意味もある。

したがって、ゴーイング・コンサーンは、“いつまでも続く心配事”という意味にもなる。

つまり、会社の経営とか仕事の達成過程には、心配や苦労はつきもの。
問題は常にあって当たり前と思えば、先ほどの運転手君で はないが、うまくいった時はラッキーだったと喜べる。

要は、心配事や問題があっても当然のものとして受け止めて、その上で、どう機会として転換させるか……
その辺の気の持ちようといった『原点としての割り切り』を持つべきではないだろうか。


「Going Concern」を、「いつもクヨクヨ心配ばかり」から、「積極的関心」に転換した時に初めて
「継続性のある会社」が成立するのだといってもよい。 

言葉には時折、恐ろしいまでの心理が含まれていることがある。



新 将命     

第56回 『異見も意見』前のページ

第58回 『人を見抜く眼』次のページ

関連セミナー・商品

  1. 社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

    音声・映像

    社長が知るべき「人間学と経営」セミナー収録

  2. 会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

    音声・映像

    会社と社長個人の5大リスク対策セミナー収録

  3. ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

    音声・映像

    ジャパネットたかた創業者「高田 明の経営法」セミナー収録

関連記事

  1. 第48回 『自責』

  2. 第179回 『社長の「器」の大きさが、会社の存続を左右する』

  3. 第165回 『計画→実行→評価のサイクル』

最新の経営コラム

  1. #6 一流の〈葬祭力〉-立派な後継者としても-

  2. 第53回 親から子へ「事業へのこだわり」を伝承する

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年9月18日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    交渉力を備えよ(23) 現実的選択の強さ
  2. コミュニケーション

    第198回「長話を切るサインに、気づこう」
  3. マネジメント

    第101回 『「ネクラ」を「ネアカ」にみせる法』
  4. 戦略・戦術

    第166話 「マサカの坂は 8年~10年ごとにきます」
  5. 仕事術・ビジネススキル

    #6 一流の〈葬祭力〉-立派な後継者としても-
keyboard_arrow_up