エグゼクティブになればなるほど、多く重たくなるもの、それは社会的地位を得る事から背負う責任と、実際の資産を
始めとした所有物です。しかし、そんなエグゼクティブだからこそ、いつでもすっきりスリムである事を心がけて
いただきたい部分があります。それは、「身の回り」です。
この「身の回り」の示すポイントは、2つあります。一つは物体、一つは本体です。
まず前者、「物体」。
それの主として指し示しているものは、スーツのポケットの中に入っている、沢山の物体の数々です。
コンサルティングを行っていると驚く事の一つとして、男性エグゼクティブの衣服のポケットというポケットから、
次々に様々な物体が出てくる事があげられます。
お財布は勿論、札入れ、小銭入れ、手帳、ペン、名刺入れ、キーケース、携帯電話、デジタルカメラ、iPod、
諸々のメモ書きがされた紙、などなど…。
ここまで見事に収納できる、男性のビジネススーツの機能性を改めて素晴らしく思うと同時に、目の前に出された物を
全部集めると、女性のバッグは一杯になってしまうくらいの量であることにも驚きを禁じ得ません。
全て必要なものでしょうし、使いたいときにすぐ手の届くところに持っていたいと思われるお気持ちも分からないでは
ありません、お忙しい方であれば尚更でしょう。
しかしこれでは、せっかくの上質なスーツも、ポケットに入れた物体の重さによる生地の痛みや、重みが左右不対象な
ことからくる皺や着崩れ、実際の型崩れにつながってしまうのです。
スーツが痛んでしまうだけではありません。
ポケットに物がたくさん入ったスーツを着た姿は、なんとも垢抜けず格好の良いものではありませんし、ポケットに
何も入っていないときのシルエットと比べると、全体的なスマートさが全く違います。
やはりスーツは肩から下に向かって作られるスッキリしたシルエットが、着用している方の精悍さとスマートさを増します。
そうは言っても、常に身につけておかなくてはならない物もあります。
それら最低限の物は、「スーツの上着外側ポケット」、「ズボンのポケット」以外のポケットに収納しましょう。
これだけで、スーツ姿のイメージがぐっと素敵になるものです。
そして、後者「本体」。
これは文字の如く、その方の身体そのものです。
欧米で昔から言われる言葉に、「太っている人間は出世しない」があります。
このコラムをお読みの皆さんは、既に社会的に成功を収めていらっしゃる方々なのですが、
より一層の成功を手に入れていただく為にも、ご自分の体型管理にも是非注目してみてください。
冬の間についてしまった不要な脂肪を、無理なく健康的に絞るのに最適な、暖かい季節になりました。
しかし、やせすぎは禁物です。成功者に必要な「豊かさ」のイメージから遠のいてしまいますので、
日常での動きをほんの少し意識し、適度に締まった颯爽としたイメージのある身体にしてゆくのが理想的です。
冬の厚い衣服を脱ぎ捨て、様々な物事が新しく始まるこの季節。
是非ご自分の身の回りに一番近い物を整理して身軽になり、より一層成功への行動スピードをアップさせてみてください。