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戦略・戦術

第7回 続・どうしたら、変わり続けられるのか? ~企業訪問先で得た継続のヒント2~

継続経営 百話百行

アメリカから学んだ5つのこと

1.アメリカのしぶとさ(GDP・人口から見た)
2.安全の進化
3.モデルを作りコピー
4.ビジネスの成功モデルとは?
5.どこに向かうのか?
のうち、今回は4と5です。

1から3については下記をご覧ください
続・どうしたら、変わり続けられるのか?~企業訪問先で得た継続のヒント~


4.ビジネスの成功モデルとは?

ビジネスモデルとよく言いますが、ビジネスモデルとは、キャッシュポイントづくりだと思うのです。これが、極端に言うと、経営者の仕事だと思います。

従業員のモチベーションを上げたり、やる気や、働きやすさを作るのは、これは、マネージメント、マネージャーの仕事で、経営者は、キャッシュポイントづくり、つまり、儲けの仕組みづくりだと思うのです。もちろん兼任はありますが。

例えば、今回訪れた、ラスベガス。そのラスベガスに、大人気のアウトドアショップ
BASS PRO SHOPSというアウトドア専門店。

店舗に入ると、魚のバス釣りが想像できるように、巨大な滝に、巨大な水槽があり、そこに、巨大なバスが泳いでいる。

keizoku71.jpg

写真:ラスベガスのBass Pro Shops 筆者撮影

銃を試打が出来るところがあったり、面積4800坪です。巨大な面積に、ものすごい数多くの商品。この方が、趣味系のショップ、つまり、買い物自体が楽しくなる業種は、大きいほうが良いのです。そのほうが売上が上がります。

しかし、このビジネスモデルは、日本では成り立ちません。
なぜか?経費がかかりすぎるからです。

ここのお店は、坪7ドルで購入しているとのこと。4500坪でも、1ドル100円で計算したとしても315万円です。これなら、初期投資としては、成り立つのではないでしょうか?

http://www.basspro.com/


世界最大の企業、約40兆円の売上を誇るウォルマートは、基本は、1坪500円位かのところにしか出店しないようです。

keizoku72.jpg

写真:ダラスのウォルマート筆者撮影

●ウォルマート 売上高 4,661億ドル(約45兆円)
 従業員数 220万人以上
 店舗数 10,773店舗(2013年1月末時点)

これが、儲かる秘訣のようです。

西海岸で有名な「IN-N-OUT」というハンバーガショップがあります。
そこは、グルメシェフが選ぶ美味しいハンバーガー屋さんでも選ばれるくらい人気店ですがなぜ儲かるか?


keizoku73.jpg

写真:ラスベガスのIN-N-OUT筆者撮影

美味しいから?
美味しいのは大前提です。

儲かる方法の一つは、メニューの絞り込みです。ハンバーガーは、3種類。それにポテト
あとは、シェーク、ミルク、コーヒーにセルフのドリンクバーだけです。しぼり込むから、効率が良いということになります。

キャッシュポイントをどうするか?
これを、考えさせてくれるきっかけに、アメリカはなりました。

経営とは、継続するためにあるもの。だとすると、継続のために必要な要素は、儲かり続けること。そのためには、いろんな方法がありますが、「キャッシュポイント」をどうするか?これは、真剣に考えないといけないなと、感じたのでした。

 

5.どこに向かうのか?

キャッシュポイントがあり、儲けた場合、その先に何があるか?

儲けだけでは長く続かないようです。
4までお話したように、ビジネスモデルが、しっかりしているところがうまくいき続けているという話をしました。ビジネスモデルとは、キャッシュポイントで、キャッシュポイントは、儲けのポイントです。

なので、儲けるための仕組み

儲け=売上 − 経費

ですから、経費を抑える、土地の安さもビジネスモデルを考える上で要素の一つです。そして、儲けがしっかりしていれば継続経営は出来るのか?というと、これまた違うようです。

儲けの先に、「どこに向かうのか」

これがないとどうも、お客様に、飽きられるか?従業員が疲弊してくるか?で、企業がなくなっていくのかもしれません。

だから、数字=儲けだけでうまくいく年月、30年を、企業寿命説というように思います。今回のアメリカでは、わかりやすい2社が特に勉強になりました。

Amazonが脅威に感じ、傘下に収めた靴の通販会社「Zappos」そこの向かう先は、靴の販売ではなく「幸せの提供」というものでした。

そのために、誰もが受けられる外部カウンセラーがいたり、幸せを提供するならまず自分たちが楽しもうとラスベガスはいつも楽しそうだからという理由で本社をおいたりしたそうです。

創業者が、最初に立ち上げた会社は、うまくいっているがどうも、従業員が幸せそうでないと、その会社を売却し一からやり直した会社が、ザッポスです。

その結果、ザッポスの行き先「どこに向かうのか?」が「幸せの提供」に、なったのかもしれません。そして、もう1つ、Patagoniaここは、創業者のイヴォンさんにお会いできたこともすごく理解を深めることができた一つでした。

ここの従業員の方がイヴォンが言っていることが、正しいということを証明するためにも会社を継続させないといけないし、儲けないといけないとおっしゃっていました。

うちの会社は、どの従業員を見ても「Patagoniaらしいでしょ」というのもい印象的な言葉でした。確かに「○○らしい」というのが、会社の文化づくりかもしれません。

良い会社は、どこも採用に力をいれています。そして何に力を入れているかというと、能力よりも「合うか合わないか」つまり、その会社らしさの人を探しているようです。

Patagoniaは、採用の時2つのことを質問するようです。
一つは、「環境活動を、自分で何かしてますか?」そしてもうひとつは、「うちの会社で、あなたの能力でどう儲けさせてくれますか?」というものそれが、「うちらしさ」選びなのかもしれないですね。

そして、「どこに向かっているかは?」「地球を守る」ということだそうです。

すごいです。

イヴォンさんが最後に言ってくれた言葉が印象深いです。
「地球が無くなれば、ビジネスもできないですからね」自分の会社が、儲けた末に、「どこに向かうのか?」これが明確になっているかどうかが継続のコツかもしれないと、認識できたアメリカでした♪

イヴォンさんがよく言う言葉は?という質問をしたら
「できないことではなく ちょっとでもできることに ベストを尽くす」

という答えでした。

考えさせられる言葉です。
継続する会社にする採用方法を次回お伝えしたいと思います!!

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