menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第七十三話 「生きがいを持て」(株式会社ルネサンス)

社長の口ぐせ経営哲学

「元気が何より」「健康が一番」と健康に関心を持つ人は多い。
楽しい健康づくりを支援する「スポーツクラブ ルネサンス」は全国展開する複合スポーツクラブである。
運営会社の株式会社ルネサンスは1979年DIC(株)(大日本インキ化学工業)の社内ベンチャーの事業としてスタート、
現在、直営101クラブ、業務受託6クラブ、フランチャイズ1クラブ、計108のクラブ(施設)で展開している。


開業30年で急成長しているフィットネスクラブである。
創業の精神として、「管理された社会、物質中心になり過ぎた社会」に対する“人間性回復の運動”と位置づけている。
施設名、社名である「ルネサンス」は、14世紀イタリアのフィレンツェを発祥として起こった“ルネサンス運動”(「文芸復興」、
「再生」と訳される)にちなんで付けられた。


株式会社ルネサンスは企業理念
「わたしたちルネサンスは『生きがい創造企業』として、お客様に健康で快適なライフスタイルを提案します。」を掲げている。
高齢者から子供世代も含めた、すべての世代に“楽しい健康づくり”を提案している。スタジオ、ジム、プールのフィットネス会員、
テニスやスイミング、ゴル フなどのスクール会員と会員制の複合スポーツクラブである。


同社の斎藤敏一会長は、事あるごとに、社員に対して「生きがいを持て」と 叱咤激励する。
社員自らもそうだが、「お客様とスタッフの双方共生きがいを持つことが必要」という。“生きがい”とは重要だが、
何を持って生きがいとする か。生きがいの定義(国語の辞書によれば)は生きているだけの値打ち、とある。
「生きている印」「生きている意義」「生活の張り」「生活の目当て、目標、 夢」など、人と人と関わりを持つ中で、
生きがいを感じるというのである。


スポーツクラブの責任的立場の支配人。30代後半のあるN支配人は「現場主義の徹底」「情報収集のスピード」
「早朝ミーティングの実施」など、顧客(会員)ニーズに柔軟に対応する体勢を整えて施設運営を行なっている。
N支配人がいま取り組んでいる課題の一つがスタッフのスキルアップである。
「常に現場で 声をかけ、現場で教えること」と言い切る。


いま、フィットネス業界は冬の時代を迎えている。
長引く消費の低迷で厳しい状況の中で、同社は、スクラップアンドビルド方式で、独自の戦略で新規出店を行 なっている。
クラブ運営コストの削減が進み、新規出店のペースも多少落としたこともあり、業績、営業利益は増益で順調に展開している。
今後も、競合環境は 激化していくと予想されるが、独自の戦略を持つ同社の動きに注目したい。


 

                                                             上妻英夫

第七十二話 「手を抜かない」 (伸興物産)前のページ

第七十四話 「人と人のつながりが鉄則だ」(株式会社パワー工業)次のページ

関連記事

  1. 第九十三話 「『当たり前』と『型通り』に対して疑問を持て」(株式会社ゴダック)

  2. 第四十五話 「信用を築くには百年、失うのは一瞬」(ディグ)

  3. 第二十九話 現場でけんかをするな(新生食品)

最新の経営コラム

  1. 第19話 男女の賃金格差の開示義務化と女性の活躍推進の必要性

  2. 第60回 使い方を決めるのは消費者

  3. 第37回「日本が唯一『女形』」

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    万物流転する世を生き抜く(34) 義経を手玉にとる後白河上皇の思惑
  2. 経済・株式・資産

    第19話 債務過多でも中小と大企業では再建方法が異なる
  3. 戦略・戦術

    第26回「働きがいと儲けの融合パート3 生き方、生きがいを教える企業は人が辞めに...
  4. 人間学・古典

    第22話 「浮世絵の高度なアセンブリ」
  5. 健康

    第54回 二股らぢうむ温泉(北海道) 温泉がつくる芸術「湯の花」の魅力
keyboard_arrow_up