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第70回 手書き文字に自信がない人こそ、万年筆のススメ

業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術

こんにちは。年の瀬の足音が聴こえてくる頃となりました。

街にクリスマスのイルミネーションがともり、日ごとに慌ただしさが増していく中、今年一年がんばったご自身へのご褒美に何かプレゼントをご検討中の方もいるかもしれません。

今回は、万年筆について、その魅力をお話しします。

楽しく自信がつく

ひとつ質問です。今、皆さんの視界にはどんな筆記具が目に入りますか。

筆記具といえばまずボールペンが思い浮かぶところですが、このコラムの読者にオススメしたいのは万年筆です。

万年筆というと、中には「敷居が高そう」「手入れが面倒なのでは?」と二の足を踏む方もいると思いますが、それはもったいないこと。

お気に入りの万年筆を手に入れると、書くことがすごく楽しくなります。会議中のメモ、手帳への書き込み、身近な方や社員さんへのひと言メッセージを書くとき、お気に入りの1本があるだけで、なんとなく誇らしくて、気分がよいものです。

上質な筆記具を手に持つと、おのずと背筋が伸びて姿勢がよくなります。「よいものを持っている」と自信が湧いて、自己肯定感まで高まります。

幸せな気持ちになる、万年筆の選び方

手書きすることをためらう理由に「字が汚い」「自分の書く字に自信がない」という人が多いようです。でも、そもそも自分の書く字に自信がある人などほんの一握りです。

また、万年筆はインクで書きますから、インクのにじみがクセのある字に独特の風合いを与えてくれます。いつもは見るのも嫌なご自身の字が、インクのにじみによって、なんとも味わいのある字に変わるのです。

■予算

どの万年筆を購入するか、選ぶにあたってまず気になるのは価格でしょう。そこでまず、1万円くらい、3万円くらい、5万円までなどと予算を決めます。

■使用用途

次に、デザイン性を重視するのか、機能性を重視するのか。どのような場面でどの程度頻繁に使うのか。観賞して楽しむ、いわゆる所有する歓びを味わいたい思いもあるでしょうし、その使い方をイメージしてみてください。

1本目に持ちたいものと2本目に持ちたいものでは、また選ぶ基準も変わります。万年筆だけでなく、ボールペンやそれ以外のペンと組み合わせてもいいですね。

たとえるならバッグと同じです。普段の出勤時に持つバッグと、アウトドア用と、たまの特別な外出時に持つものと。「書くための道具」としてだけでなく、趣味の道具の一つとしてとらえると、さらに興味の幅が広がり、楽しくなるはずです。

■メーカー

万年筆は、車と同じように、メーカーによってそのブランドイメージが異なります。

デパートや大型文具店で手に入る万年筆メーカーは20~30ほどありますので、まずはどの国のものを購入するか、ヨーロッパか、アメリカか、日本か、おおよそを決めるとよいと思います。

これまた車のように、ヨーロッパ、中でもイタリアの万年筆はおしゃれでファッショナブル。ドイツのものはスマートで機能的、イギリスのものはトラディショナルで王道な雰囲気。日本のものは質実剛健でコストパフォーマンスが高い。あくまで主観的な印象ですが、そんなふうに感じています。

■インクの色

手書き文字の第一印象を決めるのは、その色です。インク瓶は1本800~1500円のものが中心で、メーカーによってボトルのフォルムやラベルのデザインが異なりますから、2~3つ購入してインテリアのように飾っておくと、さながらワインボトルのように楽しめます。

おすすめは濃いブルー、明るいブルー、エメラルドグリーンの3種類です。

たとえば、取引先やお客様にお礼状を送るときなど、外向けに使いたいときには色の濃い、落ち着いたブルーブラックのインクを。もっと気軽な普段使いには明るく元気なブルーインクを。グリーンのインクは個性的な感じがして外向きには使いにくいかもしれませんが、手帳につづるメモや考え事をまとめたりするときであれば、目立つのでかえって印象に残ります。

ぜひ楽しんでみてください。

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