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社長業

Vol.107 「愚直に、やり続けてこそ戦略」

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

前106号に引き続き、高業績を上げるための経営戦略で、経営者が、どうしても押えておかなければならないことに「継続」がある。
 
何でもそうだが、新しいことをやり始めて、全社員に伝達し、目的を理解させ、行動に移してもらうには時間がかかるし、お客様に評価され、業績数字が動き、社風、体質となって定着するには何年も必要だ。
 
これを判って、しつこくしつこく実行し続けた会社だけが戦略の成果を手中にできる。
 
創業社長は不思議な存在で、そんな理屈は知らなくても、「同じこと」を手を変え、品を変え、だれ彼問わず、100回も200回も、5年も10年も繰り返し言い続ける。
だから会社の文化になる。
 
ベンチマークと称して、他社のマネをしても、結局は定着しないし、定着する前に次のことを言いつけてしまう。社長も一生懸命だし、社員もまじめにやっているが、成果が現れない真因はここにある。
 
「しつこさ」は極めて重要な、戦略の成功要因だ。
 
ただ、やっかいなことに、おなじことを続けるだけでは、市場の変化についていけず、売上利益は伸びていかない。
 
戦略の根幹の考え方をあまり変えずに、戦術領域を毎日毎日少しづつ変化、進化させながら、やり続けるところに難しさがある。
 
変化させたやり方が、常に正しい方法とは限らない。どちらかといえばよく間違える。間違えればすぐ修正をする。と、現場は「朝令暮改」といってブーブー文句がでる。
 
しかし、判っている社長は、自分の判断が間違ったと思えば朝令朝改でも、強引にやらせきる。ただ、説明をきちんとしないから結果オーライとなる。
 
ここを、社内のノウハウにするかしないかで中堅企業の仲間入りの切符が手に入る。
 
その武器がPDCAサイクルであるが、達人のPDCAの回し方はちょっと違う。
 
次108号はそのPDCAに続く。

 

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