menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

社長業

Vol.35 I社長に叱れた!

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 8月の休み前に、6名の社長と飲み会をやっていたところ、I社長が長野県下の高収益会社の事を話された。
 地元では、非常に評判の高いタクシー会社であり、長野オリンピックで、3倍の利益を捨ててまで「お客様の信頼」を守ったエピソードなどを話された。
 その会社がやっている「長距離サービス」に話が及んだところ、「とてもその値段では、モトが取れないな!」と思った私が、「それって宣伝や評判の為じゃないの?」と口走ってしまった。
 
一喝!
 
 「体験しない、自らやってみないでしゃべるのは評論家だ」と。
 実際、よく聞いてみると、その部門で売上5億、利益1億だとか。ただ、これも聞いただけだから・・・。
 
 今回伝えたかったことは、「実体感主義」である。
 TV・雑誌・新聞・伝聞・・・すべてニュースソースであるが、社長自ら、体験してみて「商売人の目で感じることの大切さ」だと、叱られたあとつくづく反省した。
 
 記者や、サラリーマンにはない、独特の嗅覚を社長は持っている。他の商売でも何でも、繁盛している店や商品は、時間とカネの許す限り必ず自分で行き、部下にも体験させ、「感じる力」をつけることが実学だ。
 
 「I社長」ありがとうございました。

 

Vol.34 社長に「二言」はない前のページ

Vol.36 公利公欲が繁盛の原動力次のページ

関連記事

  1. Vol.9 我社の「お客様は一体、どんな人」ですか?

  2. Vol.61 中国戦略をもう一回じっくり練り直す

  3. Vol.146 「お客様を離さない。お客様の心を離さない」

最新の経営コラム

  1. フランスのド・ゴールは嫌われ者のリーダーシップを体現した「決断王者」である

  2. 第150回『日野晃武道語録 人生の達人になる!』(著:日野 晃)

  3. 第146話 銀行がチェックする取扱注意の勘定科目

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第65回 『相場の立つ人間』
  2. 税務・会計

    第98号 不正摘発現場
  3. マネジメント

    挑戦の決断(50) 仏教中心の国家づくり(蘇我馬子)
  4. 経済・株式・資産

    第33回 逆風をチャンスと捉える経営:「ニトリホールディングス」
  5. サービス

    148軒目 「《下町で愛される肉屋の焼き肉屋》肉の醍醐」
keyboard_arrow_up