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第55号「1年間に600ラウンドのメンタリティー」

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

昨年、アメリカでとんでもない記録が誕生しました。

それはアマチュアゴルファーのリチャード・ルイスさんが12月26日にて600ラウンドをプレイしたのです。
 
600ラウンドということは1日に平均約30ホールをプレイしたことになります。1日に30ホールです。もし1日でも休もうものなら翌日は60ホール回らないと追いつかない計算になります。
 
ゴルフを1回でもプレイしたことがある人は分かると思いますが、天候が心地よく晴天の時であれば楽しくできますが、雨の日も、風の日も、そして自分の体調も万全でない時もあったはず、そんな日も休むことなくゴルフをし続けたのですから本当に驚くべき記録です。もちろんカートに乗ってではなく、セルフ(自分のバックを担いで)でした。
 
それらを考えると本当に驚くべき記録だと言わざるを得ません。
もちろんこの記録はギネスブックに載ったほど凄いことなのですが、本人は最初から600ラウンドをプレイするつもりで、この試みがスタートしたかというと、実はそうではありませんでした。
 
リチャード氏は、昨年、会社をリタイヤする時に“これからは毎日好きなゴルフをするぞ!”と仲間に宣言したそうですが、まさかこんなにプレイするとは思っていなかったそうです。しかし毎日プレイしているうちに200ラウンドが見えてきて、さらに300、400と増えていったそうです。そして周りからも“もっといける、もっといける”と盛り上げられ、本人もどんどんやる気になってしまい、気が付いたらこんな凄い記録となってしまったそうです。
 
この様に勢いで何か凄いことを達成してしまう経験を、きっと皆さんもされたことがあると思います。
例えば、今現在の仕事、現在の位置にたどり着くまでに乗り越えてきた苦労や障害、もしスタートする前から理解していたら、はたしてスタートしたでしょうか?
 
この質問をすると多くの人が“No”と答えます。このリチャード氏と同じように「突き進め始めたら、辞められなくなってしまい、気が付いたら随分遠くまで来てしまった」と言うのが大方の人の意見です。
 
つまり我々は、データを分析しすぎるより、とにかく引っ込みがつかない位置に自分を持って行ってしまえば、あとは嫌でも前に進むしかなくなる、というわけです。
 
子どもに「300回転んだら上手に自転車に乗れるようになるよ」と教えてあげたら、はたして自転車に乗ろうと思うでしょうか?きっと自転車を見るのも嫌になるに違いありません。しかし、実際は、多くの子どもが何百回も転んで運転を覚えていきます。それは何回転ぶか、などを最初から考えずにスタートするからです。
 
この子どもの話や、リチャード氏のように勢いだけで前進しようとする姿勢、今の時代こそ大いに学ぶことができるのではないでしょうか?
 

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