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第83号 トラブルに集中(?)してしまう人の心理

米国スポーツ・ビジネスに学ぶ心理学

あるゴルフ好きの経営者の方から「なぜ、絶対に打ちたくない小さな池には簡単に入ってしまうのに、あれだけ広いフェアウエーに打つことができないのでしょうか?」と質問されました。 

 
ゴルフをしない方の為に「フェアウエー」を説明しておきます。フェアウエーとは、ボールを最も打ちやすい状態に芝が刈ってある場所です。通常、最初のショットはフェアウエーを目指して打ちます。
 
経営者からの質問の意味は、絶対に打ちたくない場所にはどんなにターゲットが小さくても簡単に入ってしまうのに(打ってしまう)のに、広いフェアウエーには打つことが難しいのか?ということです。これは一度でもゴルフを経験された方にはよく意味がお分かりになると思います。 
 
理由については色々と候補をあげることはできるのですが、その中でも一番大きな理由をレベルに関係なく当てはまる原因を説明しましょう。 
 
それは「打ちたくない場所を見すぎるから」なのです。 
そうです。あまりにも素っ気ない答えになってしまいましたが、打ちたくない場所を必要以上に気にしてしまう人は、かえってそこの場所に打ってしまうことが多いです。
 
しかも面白いことに、このように考える人の視界には通常の人よりもトラブルが実態より大きく見えてしまうことがわかりました。
 
なぜ大きく見えるのか? 
それは、トラブルに集中しているから、なのです! 
もちろん誰もそんなつもりもありません。トラブルに集中したい人などいません。でも、「絶対に池のことは考えないようにしよう!」と思っても、結果的には池に集中してしまうのと同じことなのです。
 
脳にはDon’tは通用しません。頭の中に考えている絵に集中してしまうのです。皆さんも「〇〇のことは考えないようにしよう」とか「〇〇さんのことは考えないようにしよう」と思えば思うほど知らぬ間にそのことやその人のことを考えた経験がありませんか?
 
なぜ、どうなりたいのか?を考える方が、どうなりたくないのか?を考えるより大事な理由はここにあるのです。 
 
危機管理や用意周到などの言葉の通り、我々は悪いことを防ぐ準備をしたくなります。その気持ちはわかりますが、我々はトラブルを考えれば考えるほど、そのトラブルに集中してしまう習性があることを忘れないでください。
 
8割の理想と、2割の不安(準備)と言われますが、まさにこの比率です。トラブルがあるのに、トラブルがないフリをする必要はありません。しかしトラブルが存在しているのを確認したら、どのようになりたいのか?を、その何倍も考えることを決して忘れないでください。
 
ちなみに初めてのゴルフコースを回るとき、初心者ほど「トラブルの詳細な情報」を知りたがります。一方、上級者は「打つべき場所の情報」を知りたがります。 
上級者のメンタリティーである「どうなりたいのか?」を考える重要性をこの機会に再確認してみましょう。
 
この原理はビジネスから経済、人間関係、自己啓発すべての分野に当てはまることです。 
ぜひ、進みたい方を見る習慣を身につけましょう!

 

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