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人間学・古典

第二十五話 「松柏は霜を受けても」

中国哲学に学ぶ 不況は会社守成の好機

南朝の逸話集“世説新語”に“松柏の質は霜を経ていよいよ繁る
(松やこのてがしらの常盤樹は霜を受けても繁る。老いても衰えをみえない)”

また、詩人、劉禹錫(りゅううじゃく)は、“道う(いう)なかれ桑楡(そうゆ)の晩(く)ろうを。
霞となりて尚を大に満つ(もう自分は年寄りなどといいなさるな。山に沈みかけている太陽が
空一面に夕焼雲を照らし出すように力はまだ強いのであるから)”


近年よく“おいくつになりましたが”聞かれる。幼い頃良く年を聞かれたが、同じ文句である。
私はいつも“まだ九十五才です”と答える。なにしろ若い頃から毎朝教えをこう先生は若い人で三万才、
三千才の先生もいるわけで九十五才の私など卵にも及ばない若さ。
もう九十五才の私などとは間違っても口から出ることはない。

 また、最近はよく若さの秘訣なるものもきかれる。いつも私の答えは怒らぬこと、敵を外にもつこと、
人の長所だけを見ること。歌を唄うことなどをあげているが若い頃から私の実行してきた。
いわば体験済みの事ばかりである。

現職を退いた後の私の敵は、庭、畑の雑草。敵もさるもの取っても取っても出てくる。出てこないと
自分が失職することになるが。


過失や損失を他人のセイにするから怒りたくなるが、自分のセイにしてしまえば怒らずにすむ。
いま私が心配していることが一つある。


それは百流和尚は百才になってあの世から鬼が迎えに来たら、迎えにこなくともよい。
こちらから都合を見て出向く。と言って追い返せ、といっているが、私もあと五年で百才。
こちらから出向くだけの余裕ができるかどうか。それが心配の種になっている。


※一部旧字を現代漢字に変更させていただいております。

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