menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

社員教育・営業

第5回 「電話応対研修のやり方」

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「魅力ある電話応対とは」
◆電話応対研修のやり方◆


先日、「ここが決め手」を読んでいただいた、ある会社の社員研修担当の方から
「電話応対を社内で指導する上で、一番大切なポイントは何ですか」と質問を頂戴いたしました。
今回は、このご質問にお答えさせていただくともに、社内にて電話応対研修をする上での
ポイントを伝えたいと思います。

社内研修の指導担当者の方は、指導する上で一番気をつけてもらいたいことは山本五十六氏の言葉にもあるように
「誉めて育てる」ことです。

1回1回、その都度その度、どこが良かったのかを評価し、アドバイスするようにする。
良い点があれば必ず自信がもてるように、本気で感動し、時には感激しながら誉めるプロになってほしい。

簡単そうなことを言うかもしれないが、なかなか誉めぬくことは難しい。
つい、事細かな指示や頭ごなしに言いつけるアドバイスになってしまうのです。それでは人は育たない。
社内でも部下が信頼をおいているリーダー格の社員を見てほしい。
彼らの共通点は、仕事が出来ることももちろんのことですが、人を使うのが本当に上手いのです。
良い点があれば、その都度、本気で誉めて、悪い点は、本気できびしいアドバイスを伝える。

言われた瞬間は、分かったつもりで行動をあらためても、また癖が出てしまう。
ところが、誉められると、本人も自信が出て、自己を理解でき反省もできる。
きびしいアドバイスも前向きにとらえるように変わるのです。
例えば、初歩的なことだが大きな声で応答するようにアドバイスしても、言われた方は、本当には理解できていません。
言われた直後は、出来ていても、実際は、大きな声でハキハキした応答はできない。
そこで、誉める一言が大事なのです。
「あっ今の声は、とても聞きやすい声だ!通る声だ!口の開閉がいい。でも、あと、2倍ぐらいの音量がでないのでは
もったいない。必ず次回からは、音量を意識してやってみよう」と伝えるとパチンと一回で相手に伝わってしまう。

はじめのアドバイスに信用を得られないと、何をどんなに話しても、その場限りになって成果を産み出せません。
社内研修では、その点を徹底して、育て上手になることを心がけて取り組むようにしてください。

第4回 「応対も社風のひとつ」前のページ

第6回 「気くばりある言葉づかい」次のページ

関連記事

  1. 第158回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方80「自分の成長を感じさせるために定期的に面談をする」

  2. 第118回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方39 今年の社員教育の決め手

  3. 第48回 「最近の電話応対の傾向」

最新の経営コラム

  1. 楠木建が商売の原理原則を学んだ「全身商売人」ユニクロ柳井正氏

  2. 第10講 WILLとMUSTをCANに変える:配属に不満がある社員とどう関わるか

  3. 第147回『紫式部と藤原道長』(著:倉本一宏)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 経済・株式・資産

    第30回 中小M&A 買い手企業への支援策
  2. 戦略・戦術

    第三十二話_業界平均2倍の粗利益を確保する小さなリフォーム店の成功戦略②
  3. 人事・労務

    第135話 業績悪化時の総額人権費の削減を考える
  4. 健康

    第38号 「世界No.1」
  5. 仕事術

    第114回 録り逃がし無し。いつでもどこでもテレビ番組視聴
keyboard_arrow_up