「魅力ある電話応対とは」
◆「研修で学んだ事を定着させるために」◆
電話応対研修に限らず、社内外の研修を通じて学んだ事を定着させるためには、会社と研修を受けた社員の協力関係が必要です。
「研修参加の結果を数字につなげる」ことが共通目的となります。研修を受けた後には、モチベーションが高まっているはずですから、熱の冷めないうちに定着させるための細かな必要項目リストを作ります。できれば、会社の方針を再確認させるためにも、自身に作らせるのが効果的です。
たとえば、
1、明るくさわやかな第一声の継続
2、相手に名前で呼びかけて、挨拶をする
(「○○様、いつもお電話をいただきありがとうございます」など)
3、笑顔の継続
4、口の開閉を常に意識して話す
5、相手に語りかけるような話し方の継続などです。
「継続」が「定着」になるまで時間がかかります。しかし定着してしまえば、実践することも当たり前になるのです。ですので、責任を持って作らせた必要項目リストは直属の上司に提出させます。今週は「1」が必ずできるようにするというチェックを、次週は「2」のチェックを、その次の週は「1」と「2」のチェックを…のようなできるまでの期日も伝えます。期日を伝えることが目標を明確にさせて、創意工夫にもつながります。
このメリットは「自分の良いところを見てください」というメッセージにもなるのです。すなわち評価や査定のプラスポイントの提供とも同じです。自分のスキルのためが会社のためとなり、ひいては社会のためと、プラスのスパイラルを描くことが可能です。
社員の方々は、期日を節目に自分への小さなご褒美作戦を加えてみてもいいですね。自分の好きなものをご褒美として、できた自分にプレゼントする。楽しみながら能力も向上できる
とやり方のひとつです。