menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

社員教育・営業

第7回 「脱・学生ことば」

デキル社員に育てる! 社員教育の決め手

「魅力ある電話応対とは」
◆「脱・学生ことば」◆

 
新人シーズンになりますと、「若者・学生ことば」をテーマに、月刊誌から取材をよく受けます。

「学生と社会人の差は何ですか」と聞かれたときに皆さんでしたら、何と答えるでしょうか。
学生と社会人の電話応対の差から考えてみましょう。

学生も社会人のどちらも若者らしく明るく元気に電話応対しているはずです。
しかし、先輩社員と比べると実務経験の差から社会人一年生の社員の場合は、どうしてもドギマギ感が抜けません。
あがっていることも手伝って、口の開閉の仕方が自信なく、小さくなってしまうのです。
ですから、声が出ていても透る声までには行きません。
また語尾も思い切り、かわいらしく伸ばしてしまいます。
例えば…
「おはようございますABC会社です」(ございます)
「おはようございまーす。ABC会社でございまーす」
と、なってしまうのです。

これは、応対をする以上、「会社の声」、「会社の顔」になるのですから、徹底的に意識レベルを上げ、
良い言い方ができるまで習慣化しなければなりません。習慣化のためには、どうするべきか。
それは、恐がらずに何度も電話にでて、応対をすることが大事です。
その際、先輩社員の方も新しい仲間のサポートをしてあげることも忘れてはいけません。
しっかり基礎を教え、反復させるのです。
結果としてお客様の対応を身体で覚え、また一人の会社の顔となるのです。

上手な人は、すぐに上手になったわけではありません。
必ず自分なりの努力と工夫をしているのが現実です。

先日、電話応対の上手な、27歳の出版社の女性と話すチャンスがありました。
「電話応対が、上手ですね。うまくなるには、どのようなことを心がけているのですか」と尋ねたところ、
「そうですね。毎朝かかさず朝礼で発声練習をしています」とのことでした。
電話応対が上手な人であっても、今でもかかさず努力をしています。
その積み重ねが電話応対の現場に生きているのです。

最後に、今年入社される社員の皆さんに…。
ビジネス電話応対は、組織の代表と心して応対してください。
きっと、あなたでなければならない“個性”あふれる思い、応対ができるはずです。
真剣に仕事をしている姿は、声まですばらしくなるのです。どうか、頑張ってください。

第6回 「気くばりある言葉づかい」前のページ

第8回 「相手の名前を忘れた」次のページ

関連記事

  1. 第174回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方96「アウトプット力を高める日々のアクション」

  2. 第60回 「コールセンターでの電話応対の基本」 応用編4

  3. 第68回「チームワーク 力」

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

  2. 第七十八話 展示会後のフォローで差をつける「工場見学の仕組みづくり」

  3. 第219話 少人数私募債の相続対策

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第140回 『精神疲労を軽くする』
  2. マネジメント

    ローカル食品スーパー「クックマート」の高い実行能力はどこから生まれるのか?
  3. キーワード

    第80回 毎年、移住者が増え続ける「湘南の首都・藤沢」の魅力と価値の磨き方~20...
  4. 人間学・古典

    第三十八話 「人、遠きに慮り無ければ」
  5. 税務・会計

    第28回 第3回経営会議の進め方
keyboard_arrow_up