menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

戦略・戦術

第153号 5億9,791万人

社長のための“儲かる通販”戦略視点

 この数字は、アセアン加盟10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)全体の2011年の人口である(World Bank 調査)。

 国連推計によれば、アセアンの人口は今後も増加し続け、2050 年頃には約7 億5 千万人に達する見込みだ。

 アセアンは、この人口規模の大きさに加え、人口構成が相対的に若く、格段に生 産年齢人口が多いことから、今後の経済成長が期待されている注目市場である。

 その中でもタイは、富裕層を含めた中間層以上の割合が他国よりも高く、早い段階での消費市場拡大に期待が集まっている。

 そもそもタイと日本は、同じ仏教国で長い交流の歴史がある。王室・皇室間の
親密な関係もあり、伝統的に友好関係を維持してきたため、日本人に対して尊敬の念を持っている。

 これは、ビジネスがスムーズに進む大きなポイントだ。また中国や他のアジア諸国と違って、日本仕様の経営が可能で、日本流の人材教育やコスト管理、システムを移植しやすいことも、企業の進出意欲を高めている。

 つまり、日本人にとってタイは、居心地がよく、ビジネスがしやすい国なのである。

 私は、今年5月に実施した「伊勢丹バンコク」の催事成功もあり、アセアンへの進 出拠点をタイ・バンコクに置いた。バンコクはヤンゴン、ホーチミン、プノンペンなどに、約1時間で移動できる地理的優位性があり、周辺諸国へのアクセスがいい。

 また、産業規制や法律など、企業の進出先として必要な環境も整備されている。 中国やインドネシアなどで多発している労働争議も少なく、比較的ワーカーの質が高いことも一つの要因である。

 昨年の大洪水は、タイ経済・社会に大きな傷跡を残したものの、その後は急ピッチに回復。この大災害をテコに、国を挙げて社会の安定と経済成長に向けて、前向きに取り組もうという機運が国全体に広がっており、政治情勢も比較的安定している。

 このように、ビジネス環境が整っているタイ・バンコクに軸足を置き、世界の有望 市場であるアセアン諸国にリーチしていくつもりだ。アセアンは中国やインドと共に、今後もさらに経済成長が続くと予想されている。

 すでに、約6 億人を有する巨大消費市場であるだけに、海外市場への参入を目指す日本企業にとって、その経済的存在感は、これから、さらに高まっていくはずである。

 

第152号 従業員満足がもたらす顧客満足前のページ

第154号 主戦場はパソコンからスマホヘ次のページ

関連記事

  1. 第223号 通販ビジネスと「エシカル消費」

  2. 第169号 6億人

  3. 第215号 75兆円

最新の経営コラム

  1. 第121回 騒音を低減して、仕事も学習も効率アップ!

  2. 第20回 新事業は社長の情熱が成功を決める

  3. 第183話 ボタンを掛け違えたM&A

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第66回 『成功の原点』
  2. 社員教育・営業

    第11回 「クレーム応対の心構え」
  3. 経済・株式・資産

    第15話 日本の政治家は中国の失敗経験から何を学ぶべきか?
  4. 経済・株式・資産

    第126話 2020年の中国経済成長率は6%前後
  5. サービス

    106軒目 地方の和食店で飲み放題付き5,000円を脱却するヒント 味あら井(大...
keyboard_arrow_up