menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

戦略・戦術

第279号 次の”ジャパン・プラス・ワン”はどこか

社長のための“儲かる通販”戦略視点

 いま、海外進出先として日本企業に人気の国・地域は、 [1位]中国、 [2位]ベトナム、 [3位]米国、[4位]台湾 、[5位]タイとなっている。このランキングは、海外進出支援企業の㈱RESORZ(リソーズ)が、昨年4月から今年3月までの1年間の海外進出相談案件を集計した結果である。

 同社では、5年前の2013年にも同様の調査を実施しており、中国は前回に続きランク1位をキープし、海外進出先として相変わらず高い人気を集めている。その一方で、前回9位から2位へと大躍進したのがベトナムだ。ベトナムに関心がある企業を業種別に見てみると、製造業26%、卸・小売業23%、サービス業9%の順となっている。

 2013年といえば、私が十数年前からスタートしている海外販路開拓ツアーの“ジャパン・プラス・ワン”の進出先として、中国からタイ、そして次のマーケット国を探すべく、ハノイを中心に頻繁にベトナムに通い出した時期と重なる。その後、ベトナムで本格的な営業活動を行った結果、この3、4年でベトナム進出を果たした顧問先企業は10社になろうとしており、中には2年目から現地で黒字経営を成した会社も出てきている。

 私論の“ジャパン・プラス・ワン”は、中小企業においても、縮み続ける日本市場の目減り分を海外進出により補い、高い経済成長が見込まれる中国及びASEANというひとかたまりの巨大市場を、自社の販売エリアとして取り込むという考え方に基づく。ASEAN諸国へのアクセスが良く、ハブ的な役割を果たすバンコクを基点に、急速に豊かになったベトナム市場への進出を果たした今、私の次のターゲットは、成長余地の大きいミャンマーである。これは、実際に現地を訪れて、ミャンマー人消費者のニーズを肌感覚で理解した上で、現地マーケーターとの意見交換から導き出した答えである。これから3、4年は足繁くミャンマーに通うことになるだろう。  

第278号 稼ぐ哲学としての「3つの視点」前のページ

第280号 3兆5,411億円次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連記事

  1. 第140号 2,667億円

  2. 第173号 9兆6733億円

  3. 第181号 21兆円

最新の経営コラム

  1. 第226話 大借金して土地は買うな!

  2. 第八十五話 地方店が選ばれるための採用戦略とは?【後編】

  3. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2025年6月18日号)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 経済・株式・資産

    第92回「相続対策の土地活用と空き家問題」
  2. マネジメント

    第132回 『人は見かけで判断する』
  3. 社員教育・営業

    第8講 クレーム対応はあなたの最初の話の聞き方、話し方で明暗は分かれる
  4. マネジメント

    第150回 目的はズレていないか?
  5. ブランド

    <事例―20 アイロボット社のルンバ(B2C)> 人の手を煩わせることなく、ロボ...
keyboard_arrow_up