menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

戦略・戦術

第277号 スマホ時代にすべきこと

社長のための“儲かる通販”戦略視点

 元号が令和となって7カ月あまり。たびだひ三種の神器という言葉を目にするが、現代の三種の神器のひとつは、間違いなくスマホだろう。経産省は5月16日、2018年の国内のBtoC-EC市場規模は17兆9,845億円 (前年比8.96%増)と発表。中でも物販分野におけるスマホ経由のBtoC-ECは、前年比21.5%増の3兆6,552億円と、スマホが市場を牽引する役目を果たしている。この数字は物販のBtoC-EC市場規模の39.3%に相当する金額である。

 これまで、スマホの利用は20~40代が中心で、世代間に大きな差があったが、現在はその差が縮まってきている。総務省の統計では、50代のスマホ利用率は14年時点では41.8%だったが、17年には72.2%に拡大。今後は消費支出額が大きい高齢者層のスマホ利用が徐々に増加し、物販系EC市場はさらに拡大すると見られている。

 日本の小売業全体の市場規模は140兆円。BtoC-ECはその12%を占めるまで成長しており、しばらくこの拡大傾向に変わりはない。このようなスマホ時代において、通販企業は何を優先課題とすべきか考えてみた。

 【ステップ1】現状のネット通販の徹底的な見直しを短期間で行うこと
 【ステップ2】外注先企業の最適化
 【ステップ3】スマホ通販対策
 【ステップ4】ネット販促経費の精査
 【ステップ5】内製化部分のスキルアップ

 どの通販企業においても、新規増客CPOが限界値を超える状況にある中、今後、打開策となるのはスマホ通販である。これから3年後、5年後の社会のニーズと自社の通販事業のあるべき姿を想像すれば、「スマホ通販」対策は喫緊の課題なのだ。 

第276号 700万円×2人前のページ

第278号 稼ぐ哲学としての「3つの視点」次のページ

関連記事

  1. 第184号 通販実務の中の、もう一つのCPO

  2. 第228号 1,700円

  3. 第236号 地方企業こそ、協業と公的支援の活用を

最新の経営コラム

  1. 第35講 カスタマーハランスメント対策の実務策㉒

  2. 第180回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方103『研修効果を持続させる仕組み』

  3. 第46話 本格的な変化の時代 将来に備えた基礎固めを(3)

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 教養

    第17回 『星の王子さま』(著:サン=テグジュペリ、翻訳:内藤 濯)
  2. 人事・労務

    第40話 営業手当の支給根拠を正しく理解する
  3. マネジメント

    第246回 「計画書風」の計画書
  4. 教養

    第43回 『ドラマ思考のススメ』(著:平野秀典)
  5. 経済・株式・資産

    第116話 「ファーウィ排除」の勝者はファーウィか
keyboard_arrow_up