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コミュニケーション

第65回 だれでもできる!成果につながる暑中見舞いの書き方

業績アップにつながる!ワンランク上の手紙・メール術

こんにちは、いかがお過ごしですか。

梅雨入りとともにムシムシと、ジメッとする暑い夏がやってきました。屋外で仕事している経営者、従業員の皆さんは本当に大変だと思います。涼しいオフィスや自宅で仕事している際にも、外との温度差で体力を奪われやすい頃ですね。

かくいうわたしも、情けないかな、すでに夏バテ気味…。小さな楽しみを多く見つけて、日々笑顔で過ごしたいと思っています。

今回は暑中見舞いのお話です。

ビジネスシーンで使う暑中見舞いのすごい効果

暑さの厳しいこれからの時季、おすすめしたいのが「暑中見舞いハガキ」。

正式には梅雨明けから立秋(2022年は8月7日)の前日までに送るものとされていますが、書き出しの「暑中お見舞い申し上げます」というフレーズを「夏のお便り申し上げます」「夏のご挨拶申し上げます」等に変えれば、暦を気にすることなく、夏の間中、使えます。

ポイント1.何を書くかで悩む必要がない

暑中見舞いハガキのよいところは、まず見た目のデザインが美しいこと。アサガオ、金魚、花火、蚊取り線香といった花や風物詩がデザインされたハガキを目にすると、一瞬にして心がときめきます。

その上、そこに手書きの文字が添えられているのです。手書き文字にはただ手書きである時点で温かみがあります。書き手の人柄や体温が伝わり、受け取る相手に喜びをもたらします。

ハガキというと、とかく「なんて書けばいいか、わからない」と思考がストップしがちですが、「何を書くか」以前に、涼し気な見た目の印象から、受け取る相手によい感情を抱いてもらえるのです。

ポイント2.たった3分!だれにでもできる

暑中見舞いハガキのよいところは、だれにでもできる点にもあります。男女を問わず、年齢を問わず、入社したばかりの新入社員も今日からたった3分で書けます。

暑中見舞いハガキを送る目的は、しばらくご無沙汰しているお客様に自社のことを思い出してもらうことにあります。受注する、契約をとる、購買を迫るために送るのではなく、あくまで「思い出してもらうため」と目的を定めれば、売り込みの言葉を書く必要は一切なく、きざな文章を編み出すストレスもありません。

以下の通り、ほんの3行で十分です。

■文例
 夏のご挨拶申し上げます
 厳しい暑さが続きますが、どんな夏をお過ごしですか
 またお目にかかれましたら嬉しく思います

このうちの3行目を職種、業種、自社の状況等によって書き換えましょう。

■3行目のアレンジ例
・いつもありがとうございます
・お時間のありますときに、また弊社HPをご訪問いただければ幸いです
・先日お求めいただいた●●●はご活用いただいてますか
・よろしければまたぜひお会いしたく思っております
・またご縁をいただけますように

ポイント3.元気が出る、笑顔になれる

ビジネスシーンで手書きのハガキ、暑中見舞いハガキを送る最大のメリットは、書く人(御社の従業員)と受け取る人(お客様、協力会社など)の顔を笑顔に変えることにあります。

いざ書くと、あなどるなかれ、気力が湧いてきます。

書くときには相手を思って言葉を選びます。このせわしないご時世にあって相手のことを想像するという貴重な時間が持てる上に、感謝の気持ちや相手の健康を気づかうよい言葉をつづることから、おのずと心が安定するのです。

今の時季ならではの季節感のあるデザインのハガキを目にすると、張り詰めていた緊張がふっとほどけ、気持ちがやわらぎます。

この暑い最中、ときに思うような成果が上がらずイライラしたり、気持ちが沈んだりしているときも、

「このハガキ、素敵だな」
「なんてキレイなデザインなんだろう」
「あの人にはどんな絵柄で、どんな言葉で送ったら、喜んでもらえるだろうか」

そうした瞬間の積み重ねにより、つかれた心が癒えていくのです。

ぜひ組織的に活用することをご検討いただけたら幸いです。

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