「魅力ある電話応対とは」
◆「コールセンターでの電話応対の基本」 応用編◆
■シリーズの終わりに
学んでいただいた総括として、あなたに伺います。
「あなたの声は、お客様のどこに届くでしょうか?」
そうです、初めての電話であってもお客様の耳の中に届きます。突然に、そして直接お客様の体の中にあなたの声が響くのです。電話はこの意味において大変特殊と言えます。最初から近い距離で会話がスタートします。最初の印象としてはもちろん、会社の信頼のためにも、明るい声で、かつ感じの良い電話応対が必要になるのです。第一回から第六回までの、どのページのこともしっかり実行なさってください。
さらにもう一点ですが、お互いの姿が見えないことで安心をせず、身だしなみや姿勢を怠らないこと。身だしなみが整うと、人は自然に気持ちが引き締まります。ミスもなくなるのです。「外装が整えば、内装が整う」ということです。あなたが担当した一本の電話が、今後どのような広がりを持つか。あなたの電話応対の仕方次第で変わります。第一声の一音目から心を込めて発声し、クロージングの言葉の最終音まで心で温めた言葉で話して下さい。心がけ、身につけることで、あなたの電話応対は上達いたします。一本一本の電話を通じたお客様との「出会い」を楽しんで下さい。「また、この方とお話がしたい」とお客様に思っていただけることにつながります。電話応対のプロとして実践していきましょう。
次回号からは仕事の基本に必須である「コミュニケーション力」についての基本と、日々の指導の中から感じていることをもとに、解説していきます。ぜひ、あなたの仕事に活用してください。