「仕事のすすめ方」
◆仕事を円滑にすすめる「コミュニケーションのスキル」◆
・一つ目は、2016年大手旅行会社が公表した標的型サイバー攻撃により678万件にのぼる規模の個人情報が流通危機にさらされました。数字の大きさに一瞬聞き間違えたのかと感じたほどでした。不審なメールは開かないという社内のルールが周知されていたにもかかわらず、ということではないでしょうか。それほど相手のメールの内容が、ますます巧妙になってきている現実があります。
・二つ目は、2016年10月富山大学の水素同位体科学研究センターの被害です。世界的にビジネス・メール詐欺と呼ばれているビジネス・メールの侵害の例です。あたかも教授の講演を聴講した後にその個人に宛てたメールを装い添付資料を開かせてしまったのです。開いたとたんにウィルス感染をし、1492名分の個人に関する情報の流出被害です。大学ですから研究内容をも流出ということでしょう。
ある公益財団法人では、一社に10通までという制限はありますが、会社から依頼を受けると添付資料つきの偽メールを送信し、何通かあけられているしまうか調査するというサービスをしているそうです。工夫して社内でもこのような疑似体験ができると、ビジネス・メール詐欺が他人事ではない事を知る良い機会になるでしょう。不審メールを開けないということの徹底に役立ちます。
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